Q1 なんで「日本共産党」という名前を変えないの


名前を変えたら共産党はもっとイメージが良くなるんじゃないかと思ってのご質問かと思います。ありがとうございます。
 
もともと、日本共産党という言葉は「コミュニスト・パーティー」を日本語に訳したものです。「パーティー」は「党」ですから問題はないでしょう。「コミュニスト」ですが、地域にあるコミュニティセンターとか、日常会話にでてくるコミュニティなどが原語です。「みんなで」とか、「仲間として共同する」というような意味でしょう。それが「共産党」と翻訳されました。
 
1910年代の第一次世界大戦の時代、当時の社会主義者の中から「戦争賛成・推進」のグループがでてしまいました。これと明確に区別し、戦争に反対し国民生活を守るためにたたかう政党として「共産党」を名乗ったグループがいました。日本共産党もその一つです。しかし、その後、ソ連などでは「共産党」の名によって専制政治がおこなわれ、国民はおびただしい被害をうけました。ソ連が崩壊してすべてが明らかになりましたが、ソ連の「共産党」は共産主義・社会主義とは縁もゆかりもない政党だったことが明らかになりました。
 
日本共産党は1960年代から「ソ連はおかしい」と激しい論争をいろいろな機会につづけ、交流も断絶してきました。日本共産党がかかげる理想は「生産手段の社会化によって、人間による人間の搾取を廃止し、すべての人間の生活を向上させ、社会から貧困をなくすとともに、労働時間の抜本的な短縮を可能にし、社会のすべての構成員の人間的な発達を保障する土台をつくる」ことであり、抑圧も戦争もない、真に平等で自由な人間関係からなる社会です。
 
日本共産党は党が生まれてから80年以上になります。1945年までは、国の法律で禁じられた政党でした。共産党員というだけで逮捕され、拷問をうけ、死刑や無期懲役の判決もうけるような状況でした。実際に、そのために何人もの共産党員が殺害され、獄死しています。それでも最後の最後まで、戦争に反対し、国民のくらしのためにあらゆる知恵を使って頑張りました。戦後も、ソ連共産党やソ連政府などの干渉に悩まされましたが、日本共産党は日本のことは日本共産党が自分の責任で考えて国民に責任を負うという自主独立の立場にたってソ連や中国などの激しい干渉とたたかいそれをはねのけ、日本の国民こそ、日本の主人公という立場をつらぬいてきました。
 
「国民が主人公」をつらぬいたたたかいの歴史とともに、未来の理想社会を表現したのが「日本共産党」という党名です。
 
この間、国政選挙の結果があまりかんばしくありません。共産党が言っていることも、やっていることも間違いないし、よくやっている、それなのに国政選挙で勝てないのはなぜなのか、という疑問から党名問題に原因を求める方がいらっしゃいます。ちなみに、1970年代前半、1980年代後半、1990年代後半に日本共産党が大躍進した時にも党名は「日本共産党」でした。
 
日本共産党の名前にこめられた党の実際の姿を知っていただきたいと思います。