Q19 2016年の東京オリンピックの招致に反対したのはなぜですか


日本共産党は世界の人びとがスポーツを通じて交流し、理解し合いことを大いに推奨する立場にあります。したがって「平和の祭典」としてのオリンピックについても一般的には反対しません。
 
ところが、今回、東京都議会で議論されたオリンピック誘致は、これをテコにした東京での巨大開発を意図したものです。石原知事は五輪にむけて首都圏3環状道路の建設はじめ幹線道路網の集中整備、羽田空港の再拡張、横田基地の軍民共用などをすすめると明言しています。莫大な大型開発予算に都民の税金はつぎ込まれます。6兆円をこえる借金のうえにさらに莫大な借金を次世代に残すことになります。
 
しかも、東京五輪基本構想懇談会の議事録やそこに都が提出した資料、開催経費の試算など、都民にはいっさい知らされていません。誘致計画は秘密裏にすすめられています。札幌では開催経費1兆8千億円、札幌市負担が2千500億円と試算し、市民も公表して市民アンケートを実施しました。結果は、賛成が3分の1、反対が3分の1、賛否どちらでもないが3分の1となり、誘致は断念しました。東京とは大違いです。
 
もう一つ重要なことは五輪は「平和の祭典」です、世界の平和、とりわけアジアの平和に貢献するものでなければならないでしょう。にもかかわらず、石原知事の口からは「平和」については何一つ語られようとしません。
 
これらの理由で、現状ではとても賛成できるようなものではありません。