【ふじみ野市】保育所廃止案を強行/市議会委 共産党は反対


埼玉県ふじみ野市が公立保育所2施設を2015年3月に廃止しようとしている問題で、市議会福祉・教育委員会は9日、市提出の廃止条例案を公明党・保守系各会派、無所属の賛成多数で可決しました。日本共産党は反対しました。

廃止の対象となっているのは、市立西、亀居の両保育所。条例案に対する審議は約4時間にわたり、共産党の委員らが市の強引なやり方を批判しましたが、市側は耐震強度不足と財政問題を理由に計画を強行する姿勢をくずしませんでした。

採択にあたり、共産党の塚越洋一委員が反対討論し、耐震問題を理由にただちに保育所を廃止することは、関係者や市民の理解を得られないと指摘。「保護者が納得できないうちに今の保育所から追い出し、ほかの保育所に行くことを押しつけるのは、子どもを大事にせず、市民不在のやり方だ」と批判し、対案として、ためこんだ基金などを活用して耐震問題の程度に応じた補強・改修・建て替え工事を行うよう求めました。

この日の委員会には多くの傍聴者がありました。

初めて傍聴した、4歳の子どもを育てる女性は「仕事をやりくりして署名で訴えてきたのに、(多くの議員が)私たちの思いを全然わかっていなくて泣きそうになった。条例案に賛成した議員は理由も言わず、なぜ賛成なのか、しっかり聞きたかった」と話しました。(赤旗2014年9月11日付より)