●戦争は絶対ダメ伝える責任 埼玉革新懇「お話と音楽のつどい」

%e2%98%85dsc_6421

宝田さん(舞台手前)とともに「青い山脈」を合唱する参加者=17日、埼玉県蕨市

平和・民主・革新の日本をめざす埼玉の会(埼玉革新懇)は17日、蕨市で「お話と音楽のつどい」を開きました。

「北村姉妹」による津軽三味線の演奏に続き、俳優の宝田明さんが「戦争と平和の時代(とき)を生きて」と題して講演しました。
宝田明さん訴え
核兵器の危険性を訴えた映画「ゴジラ」など、自身が出演した映画にまつわるエピソードを、ユーモアを交えて語った宝田さん。幼少期を旧満州(中国東北部)のハルピンで過ごし、悲惨な戦争を体験したことを語り、「日本はだんだんきな臭い方向に向かい、憲法のもとで70年以上も人を殺さずにきたのに、憲法が骨抜きにされてきている。あんなむごい戦争はもう起こしてほしくないというのは、人間の切実な願いです。私たちの世代には、戦争の悲惨さを伝えていく責任と義務があります」と訴えました。
つどいの最後には、参加者が宝田さんとともに「青い山脈」を合唱しました。
蕨市の頼高英雄市長があいさつしました。
参加した女性(82)=蕨市=は「私も戦争を体験しているので、宝田さんの話はとても共感できました。もうあんな戦争は起こしちゃいけない」と話しました。
(「しんぶん赤旗」11月19日付より)