●ひと 埼玉AALA理事長 河内研一さん(67)


安保法制(戦争法)の廃案・廃止を求める国家前行動に、毎回のように参加するなど粘り強い行動力の持ち主。「安倍暴走政治がひどすぎて、じっとしていられないんです」

元高校の英語教諭。定年前に退職し、インド近現代史など専門の研究に集中していたころ東日本大震災が起きました。栃木県の自宅も大きく揺れ、隣県の福島県では原発事故が。「生き残った」との思いから「これからは、ためらわず思ったことをしよう」とAALA(アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会)の運動に、以前にも増してのめり込んでいます。

昨年は「東アジア共同体をめざす国際署名」を、東アジア首脳会議の議長国ラオスに届け、沖縄・高江では米軍レリパット建設反対のたたかいを支援しました。今年はフィリッピンに届けます。「世界では逆流もありますが、将来を見通せば必ず平和の共同体が実現すると確信しています。それを早めるのが私たちの活動です」

日本AALAの学術研究部長でもあり、今月出版の『私と日本AALAの60年』(秋庭稔男著)の普及に奔走。「バンドン精神と国際連帯の歴史が凝縮された一冊。多くの人に読んでほしい」と目を輝かせます。

国内でも、さまざまな国の人と接することが普通になってきています。「庶民の方は変化は速く、国境線はますます薄くなっています。草の根からの国際化を進める役割を果たしたい」

文・写真 川嶋猛

(「しんぶん赤旗」1月12日付より)