●俳句掲載拒否問題でシンポ 行政は内面関与やめよ さいたま市


 

さいたま市で公民館の俳句会員が詠んだ「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」の句が、公民館だよりへの掲載を拒否された問題を受けて、学習・表現の自由と社会教育について考えるシンポジウムが19日、開かれ、200人が参加しました。埼玉社会教育研究会(代表・安藤聡彦埼玉大学教授)の主催。

「梅雨空に~」の俳句は「公平中立」の立場で問題があるとして公民館だよりに掲載を拒否されました。これについて右崎正博獨協大学法科大学院教授は、俳句の内容を理由にした掲載拒否だと指摘し、「表現の自由が制限されるには厳格な基準での審査が必要だが、それがなければ違憲だ」と述べました。

堀尾輝久東京大学名誉教授は、社会教育行改は学ぶ権利を保障する責任があると強調。「中立」は行政に対しで求められるもので、行政は、個人の内面に関与してほならないと語りました。

長澤成次千葉大学教授は、地域住民の学習確を保障する公民館だよりの役割を語り、「市の広報とは違い、(市民が)自由に意見を言うことができるものだ」と指摘しました。

シンポジウムの2部では、美術館の展示内容の変更圧力や公民館の使用許可取り消しなど、公の施設を使う市民への干渉や制限が各地で相次いでいることが報告され、それに反撃する市民の取り組みも語られました。

(「しんぶん赤旗」3月28日付より)