核・化学兵器禁止の意見書 さいたま市議会

さいたま市議会はこのほど、日本共産党市議団が提出した「核兵器廃絶に向けた取り組み等を求める意見書」と「国際社会における生物・化学兵器の使用を禁止するための取り組みを求める意見書」を全会一致で可決しました。

核兵器廃絶の意見書は、国連の核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議での議論の進展や、さいたま市も加盟している平和首長会議での核兵器廃絶の活動にふれ、国に対し「核兵器廃絶の実現に向けて着実かつ現実的な取り組みを進める」ことを求めています。

生物・化学兵器禁止の意見書は、シリア紛争での化学兵器使用問題をめぐり、シリアが化学兵器禁止条約に加盟したことで平和的解決が進んでいることを示して「国際的枠組みの必要性・有効性を示した」と指摘。国に対し、同条約の順守を国際社会に働きかけることや実効性の強化に取り組むよう求めています。(赤旗2013年11月2日付より)