企業・団体献金2億円 埼玉 自・公・民・み・維の政治資金

埼玉県内の自民、公明、民主、みんな、維新の会の各党が昨年、前年より1.3倍近い総額1億9195万円の企業・団体献金を集めていたことが14日までに、県選挙管理委員会が公表した2012年分の政治資金収支報告書でわかりました。

報告書を提出した1978の政治団体の収入額は52億3100万円で、前年比で8.5%増えました。

12年は衆院選が行われ、5党が集めた企業・団体献金は、いっせい地方選が行われた11年に比べ、29.0%(4313万円)増えました。政党別では自民党が最多の1億2786万円(前年比18.5%増)、民主党5577万円(同76.3%増)、公明党は143万円(同64.0%減)、みんなの党550万円(同4.2%増)、日本維新の会139万円でした。社民党は11年、12年ともにゼロでした。

日本維新の会は党規約で企業・団体献金の禁止を掲げていますが、県内にある二つの支部(衆議院埼玉第10選挙区支部・同第14選挙区支部)はいずれも企業・団体献金を受け取っています。

政治資金パーティーは前年より2団体増の21団体が開き、企業・団体や個人から総額2億6400万円(同58.0%増)を集めました。

日本共産党は党費や個人献金などで収入を得ており、企業・団体献金や政党助成金は受け取っていません。(赤旗2013年12月15日付より)