議席増は要求実現の力 埼玉県議補選 おくだ候補全力

3月2日投票の埼玉県議補選南2区(川口市、定数2、立候補3人)で日本共産党は、おくだ智子候補(45)=新=の勝利で、暴走する安倍政権に審判を下し、暮らしの声をまっすぐ県政に届ける共産党の議席を増やそうと全力をあげています。

おくだ智子候補

おくだ智子候補

埼玉県議会(定数94)は自民党が半数を占め、民主党、公明党、タカ派の「刷新の会」(みんなの党の議員含む)と一緒に上田清司知事を支え、県立高校や保健所の統廃合など福祉、教育の切り捨て、八ッ場ダム建設など税金の無駄遣いを進めてきました。

議論リード

県民に背を向ける県政と対決し、要求実現では積極的な提案で議論をリードしてきたのが2人の共産党県議団です。

昨年の竜巻被害では、被災地の要望をくみ上げ、昨年9月議会一般質問で、県独自の被災者支援制度を提案。提案が実を結び、新年度に支援制度が施行される見通しです。

医療問題では、医師増員の必要性を議会質問などで繰り返し指摘し、県内への公立医学部の設置は自民党も含めた超党派の運動になっています。

国政問題でも一致する課題では党派を超えて共同してきました。秘密保護法反対の取り組みでは、昨年、民主党、社民党と一緒に同法案の廃案を求める共同声明を発表。駅前で、合同の宣伝も行いました。

自民党や刷新の会は昨年、高校歴史教科書の採択をめぐり、自分たちが気にくわない教科書を選択した高校の校長を議会の文教委員会に呼び出したり、修学旅行での平和学習を問題にし、生徒の感想文を提出させたりと、むき出しの教育介入を行いました。

これに対し教育研究所や県民が批判の声をあげました。共産党県議団は、教育現場への政治的圧力をやめるように議長と文教委員長に迫りました。

発言力増す

2議席でも多くの実績を上げてきた共産党が3議席に増えれば発言力も増します。現在所属している福祉保健医療、県土都市整備の二つの常任委員会に加え、新たな委員会に委員を送ることができます。

党と後援会は、議席が増えれば県民要求を前進させる大きな力になると宣伝・対話に奮闘しています。(赤旗2014年2月26日付より)