さいたま市で不登校セミナー/親の理解、支えが一歩に


さいたま市で13日、「保護者や教員のための不登校セミナー」が開かれました。埼玉県教育委員会と「不登校児童生徒支援のための官民連携会議」が毎年開催しているもので、保護者の会などの民間団体と県教委との共同事業は全国的に先進的な取り組みです。

シンポジウムでは、中学校などで不登校を経験した男女5人が発言しました。

「ほかの生徒や教師の目を気にしながらの学校生活に耐えられなくなった」など、不登校になったきっかけを語りました。また、「当たり前のことに当てはまらない自分」を責め、「先生に『来い』と言われるのがいやだった」など、周囲の無理解が不安を募らせていったと話しました。

コーディネーターの広木克行神戸大学名誉教授は、学校では規律やルールを守ることが自己目的化し、外れると罰しようとする傾向があり、押しつぶされてしまうと指摘し「自分が自分であることを否定されないことが大事」と述べました。

立ち直りのきっかけについてパネリストの一人は、母親からの「十分頑張ったからゆっくり休んでいいよ」の言葉で本当の「充電」ができたと話しました。

広木氏は「親の理解、支えの気持ちが子どもの居場所をつくり、やがて『~がしたい』という言葉が出れば新たな一歩の助走になる」と語りました。

第2部では、県立・私立学校やフリースクール、保護者の会による相談会や交流会を行いました。(赤旗2014年9月15日付より)