【さいたま市】公民館9条俳句拒否 第三者委設置を提案 運営審

さいたま市公民館運営審議会(公運審、委員長・安藤聡彦埼玉大学教授)が27日開かれ、公民館の俳句サークル会員が互選した「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」の句が、公民館だよりへの掲載を館に拒否された問題について、安藤委員長は第三者委員会を設置して調査することを提案しました。

公運審では、公民館の現状や課題について提言をまとめる作業を行ってきましたが、昨年7月の掲載拒否問題を受けて、中間報告書を作成することを前回11月の審議会で確認していました。

中間報告書の委員長案では、今回の事件を「公民館活動の根幹にかかわるもの」ととらえ、事件を踏まえて公民館運営の問題点を議論すべきだと指摘。市教委に対しては、①社会教育や地方行政、法律などの専門家でつくる第三者委員会の設置②公運審の議論の独立性の尊重―の2点を要望しています。

中間報告書は、委員長案や委員の意見を踏まえて市教委に提出されます。(赤旗2015年1月29日付より)