【草加市】憲法違反の戦争法案 世論の力で廃案だ/各地で行動 広がる「戦争ノー」の声

「戦争させない」と宣伝する市民=2015年6月9日、草加市

「戦争させない」と宣伝する市民=2015年6月9日、草加市

“友人から集めたい”
埼玉・草加 署名用紙持ち帰る

「戦争法案」を廃案に追い込もうと、埼玉県草加市の「九条の会・草加」「獨協学園九条の会」「草加革新懇」「憲法改悪阻止草加共同センター」の4団体は9日、東武線草加駅前で宣伝行動に取り組みました。日本共産党や民主党の市議も演説し、党派を超えた取り組みになりました。

駅東西口をいっぱいにする80人が参加し、横断幕やプラカードなどを持ち、法案反対署名やシール投票を呼びかけました。

参加者が次々にマイクを握り、「アメリカの起こす戦争に参戦しようとするのが集団的自衛権です」「憲法9条を守ろう」と訴えました。共産党の平野厚子市議は「法案を止めるのは世論の力。一緒に声をあげましょう」と呼びかけました。

1時間の宣伝で183人分の署名が集まり、シール投票は法案に「反対」が80票、「賛成」が4票でした。

「友人の分も集めたい」と数枚の署名用紙を受け取った会社員の女性(42)=越谷市=は「集団的自衛権は怖いですよね。憲法学者も違憲だと言っていて『やっぱり』と思いました。どうしたらいいのかと思っていたところに通りかかり、一般市民の私もできることをしようと署名しました」と話しました。

4団体は7月にも宣伝を計画しています。

(しんぶん赤旗2015年6月11日付より)