市民参加の市政こそ/埼玉・上尾市長選 中里候補第一声

市民から激励を受ける中里候補=2016年1月31日、上尾市

市民から激励を受ける中里候補=2016年1月31日、上尾市

1月31日告示(7日投票)された埼玉県上尾市長選(立候補3人)で、第一声をあげた中里きよし候補(69)=無所属・新、市政を変えよう・みんなの会、日本共産党推薦=は「憲法を暮らしに生かし、市民参加の市政で住んでよかったと思える上尾市にしていきます」と訴えました。

元小学校教諭の中里候補は「『教え子を再び戦場に送らない』と言ってきた者として戦争法廃止を求めていきます。戦争法を容認する現市長では市民の命・暮らしは守れません」と力説。「『子育てするなら上尾』と呼ばれたまちを復活させる」と、学校給食無料化や小中学校全学年での少人数学級を実施すると語りました。負担増や住民サービス削減の現市政を批判し、「国民健康保険税や介護保険料を引き下げるなど、安心して住めるまちをつくります」と訴えました。

図書館本館の移転計画を見直し、市民・利用者の声を生かした図書館にしていくと語りました。

応援に駆けつけた共産党の紙智子参院議員は「市長選は、安倍暴走政治に審判を下すチャンスです。悪政の防波堤どころか市民の暮らしをおびやかしている今の市政でいいのでしょうか。この思いを中里さんに託してください」と訴えました。

4歳の子の母親は「市民が主人公で、一人ひとりの願いに応える中里さんに、ぜひ市長になってほしい」と話しました。

(しんぶん赤旗2016年2月2日付より)

上尾市長選 中里さんで福祉優先/市民施策削る現市政転換

中里きよし候補

中里きよし候補

31日告示(2月7日投票)が迫る、埼玉県上尾市長選で、日本共産党も加わる「市政を変えよう みんなの会」は、中里きよし候補(69)=無所属・新=の勝利に全力をあげています。自民党、公明党が後押しする現職の島村穣氏(71)、新人の西田米蔵氏(69)との3人のあらそいになる見通しです。

34年間、小学校教諭を務め、「教え子を再び戦場に送らない」がモットーの中里氏は、「戦争法廃止の声を上尾から全国に発信します」と強調。一方、島村氏は戦争法を「国民の安全を第一に考えた法律」(昨年12月市議会)と容認しています。

中里氏は、市民参加を進め、暮らし・福祉・教育優先の市政への転換を掲げています。

島村氏の2期8年間で、福祉、教育は次々と後退。国民健康保険税や介護保険料、下水道料金、給食費などを引き上げ、子ども医療費入院食事代助成や小中学校の30人程度学級を廃止しました。

中里氏は「市民の暮らしが大変な時に手を差し伸べるのが市政の役割だ」として、国保税や介護保険料の引き下げ、子どもの貧困の克服へ、学校給食の無料化や18歳までの医療費無料化などを実行すると訴えています。

中里氏は「島村市政は市民の声を聞いていない」と指摘。その象徴として図書館の移転問題をあげます。

JR上尾駅に近い図書館本館を、老朽化や蔵書容量の不足を理由に、約35億円かけて移転させる計画。しかし、移転先は市の中心地から離れ、最寄りのJR北上尾駅からも徒歩18分の場所で、利用者から「不便になる」と声があがっています。

当初は移転で床面積を倍増させるはずでしたが、青少年センターなどとの複合施設にする計画への変更で、逆に床面積が縮小。市民から計画の見直しが求められているにもかかわらず、島村市政は再来年度に移転を完了させようとしています。

これに対し、中里氏は移転計画を見直し、図書館行政の充実を市民参加で進めると語っています。

元小学校教諭の青木明美さん(60)は「中里さんは、現職の時から地域の平和運動、労働運動をけん引してきた人です。負担を増やし、市民サービスを削る現市政より『市民が主役』の強い意志と行動力の中里さんこそ市長にふさわしい」と期待を寄せています。

(しんぶん赤旗2016年1月28日付より)

上尾 5人当選2議席増/市議選 戦争法廃止の訴えに共感

当選を喜ぶ(右2人目から)糟谷、池田、新藤、平田、秋山の5氏=2015年12月6日、上尾市

当選を喜ぶ(右2人目から)糟谷、池田、新藤、平田、秋山の5氏=2015年12月6日、上尾市

6日投開票された埼玉県上尾市議選で、日本共産党は、糟谷珠紀(41)、秋山もえ(39)、平田通子(59)=以上現=、新藤孝子(60)、池田達生(68)=以上新=の5人が全員当選し、2議席増を果たしました。

共産党の得票合計は1万1556票(得票率17.42%)で、投票率が約4ポイント下がる中、前回比2136票増やし得票率も4.11ポイント伸ばしました。政党で得票数・率とも伸ばしたのは共産党だけでした。

共産党は「戦争法廃止の声を上尾から上げよう。平和の願いを5候補に託してください」と宣伝・対話に奮闘しました。

政策ビラを見た市民から戦争法についての質問が電話であり、丁寧に答えると「まだ少し疑問もあるが今回は家族みんなで共産党に入れる」と支持を約束。戦争法廃止の政策への支持と共感が、幅広い市民の中に広がりました。

これに対し、自民党や公明党は「戦争法と言うが戦争を抑止するものだ」などと反論を試みましたが、自民党の応援を受けた無所属候補や公明党候補は得票を減らしました。

共産党の市政政策への支持も広がりました。40億円の市のため込み金など財政の裏付けを示しながら、国民健康保険税の引き下げや介護保険の負担軽減などを提案。「共産党の議席が増えれば市民の願いを実現する大きな力になります」と訴えました。

(しんぶん赤旗2015年12月8日付より)

市民要求届ける5議席/埼玉・上尾市議選 梅村議員が応援

声援に応える(左から)梅村衆院議員と秋山もえ、新藤たか子、平田みち子、池田たつお、かすや珠紀の5候補=2015年11月30日、上尾市

声援に応える(左から)梅村衆院議員と秋山もえ、新藤たか子、平田みち子、池田たつお、かすや珠紀の5候補=2015年11月30日、上尾市

埼玉県上尾市議選(12月6日投票)で、5候補全員当選と2議席増をめざす日本共産党は30日、JR上尾駅前で梅村さえこ衆院議員を迎えた街頭演説を行いました。かすや珠紀(41)、秋山もえ(39)、平田みち子(59)=以上現=、新藤たか子(60)、池田たつお(68)=以上新=の5候補がそろって訴えました。

5候補はそれぞれ、「消費税増税で暮らしは大変に。保育所を増やし、在宅での子育てもサポートします」(かすや)、「安倍独裁政治による戦争法強行は許せません。何としても廃止させます」(秋山)、「共産党と市民の運動で水道料金を値下げできました。5人の市議団で今度は国民健康保険税引き下げを」(平田)、「戦争法廃止、介護保険をよくしてほしいという願いに応えて頑張ります」(新藤)、「市には40億円のため込み金があり、市民要望に十分応えられます。5人の市議団のパワーで要求実現をさらに」(池田)と訴えました。

梅村氏は「負担増、市民サービスカットをする市政に共産党5人の勝利で審判を。上尾から戦争法廃止・国民連合政府実現のうねりを起こしましょう」と語りました。

市議選は定数30に対し、共産5、公明5、民主3、無所属20の計33人が立候補し、少数激戦の様相です。各陣営の告示第一声では、自民や公明、民主党の国会議員や県議らが続々と応援。公明党の国会議員は「(戦争法は)戦争を抑止するためのもの。共産党は戦争になると言っているが脅しだ」と反共攻撃に躍起になっています。

共産党と後援会は、市内くまなく政策を訴え、対話・支持拡大目標をやりきって全員当選を勝ちとろうと全力をあげています。

(しんぶん赤旗2015年12月1日付より)

【動画】11/30 日本共産党街頭演説(上尾駅西口)

埼玉県上尾市議選(12月6日投票)で5候補全員当選と2議席増をめざす日本共産党は30日、JR上尾駅前で梅村さえこ衆院議員を迎えた街頭演説を行いました。

 

かすや珠紀候補

 

秋山もえ候補

 

平田みち子候補

 

新藤たか子候補

 

池田たつお候補

 

梅村さえこ衆院議員