広げよう2000万署名 願いずっしり/戦争法廃止へ街から家々から 約3万人分託す 党埼玉県委

共産党国会議員団に託された2000万署名を囲む(右から)伊藤、おくだ、塩川、紙、梅村の各氏ら=2016年2月5日、参議院会館

共産党国会議員団に託された2000万署名を囲む(右から)伊藤、おくだ、塩川、紙、梅村の各氏ら=2016年2月5日、参院議員会館

日本共産党埼玉県委員会は5日、参院議員会館で、戦争法廃止を求める「2000万署名」を、集約できた約9万人分のうちの2万9755人分を、紙智子参院議員、塩川鉄也、梅村さえこ両衆院議員に託しました。おくだ智子参院比例候補、伊藤岳参院埼玉選挙区候補、支部の党員、地方議員らが参加しました。

紙議員は、4日の志位和夫委員長の衆院予算委員会での質問を紹介し、戦争法が自衛隊を海外に派兵し、殺し殺される事態を引き起こす危険性を具体的に示したと述べ、「絶対に許さないという国民の世論と運動が大事です」と語りました。梅村議員は「攻勢的にたたかい、参院選勝利で戦争法廃止の国民連合政府を実現しましょう」と訴えました。

おくだ候補は「やればやっただけ反響が返ってくるのが、この署名です。みなさんと一緒に頑張っていきます」と表明しました。

参加者は、「軒並み訪問で署名を集め、『自民党支持者だが、この法律は許せない』という反応があった」(戸田市)、「JA組合長らが署名を集めてくれている。担い手づくりが大事」(鴻巣市)、「朝霞駐屯地内の自衛隊関係者も署名してくれる」(和光市)など取り組みを交流しました。

共産党県委員会は、党員、後援会員、「しんぶん赤旗」読者に残らず署名を届け、力を借りながら、20日までに目標の半分の30万人分を集めようと呼びかけました。

(しんぶん赤旗2016年2月6日付より)

市民参加の市政こそ/埼玉・上尾市長選 中里候補第一声

市民から激励を受ける中里候補=2016年1月31日、上尾市

市民から激励を受ける中里候補=2016年1月31日、上尾市

1月31日告示(7日投票)された埼玉県上尾市長選(立候補3人)で、第一声をあげた中里きよし候補(69)=無所属・新、市政を変えよう・みんなの会、日本共産党推薦=は「憲法を暮らしに生かし、市民参加の市政で住んでよかったと思える上尾市にしていきます」と訴えました。

元小学校教諭の中里候補は「『教え子を再び戦場に送らない』と言ってきた者として戦争法廃止を求めていきます。戦争法を容認する現市長では市民の命・暮らしは守れません」と力説。「『子育てするなら上尾』と呼ばれたまちを復活させる」と、学校給食無料化や小中学校全学年での少人数学級を実施すると語りました。負担増や住民サービス削減の現市政を批判し、「国民健康保険税や介護保険料を引き下げるなど、安心して住めるまちをつくります」と訴えました。

図書館本館の移転計画を見直し、市民・利用者の声を生かした図書館にしていくと語りました。

応援に駆けつけた共産党の紙智子参院議員は「市長選は、安倍暴走政治に審判を下すチャンスです。悪政の防波堤どころか市民の暮らしをおびやかしている今の市政でいいのでしょうか。この思いを中里さんに託してください」と訴えました。

4歳の子の母親は「市民が主人公で、一人ひとりの願いに応える中里さんに、ぜひ市長になってほしい」と話しました。

(しんぶん赤旗2016年2月2日付より)