暮らし第一市政に 埼玉2市議補選あす告示

埼玉県の羽生、蓮田両市で11日、市議補選(18日投票)が告示されます。安倍政権が消費税増税を強行し、解釈改憲による集団的自衛権の行使容認を狙うなど平和と暮らしを脅かす暴走政治を強めているもとで、日本共産党は「候補者の勝利で暴走政治にノーの審判を下し、市民の暮らしと福祉第一の市政を実現しよう」と訴えています。

 

安心して働ける羽生
柳沢候補が主張

柳沢あきら候補

柳沢あきら候補

羽生市議補選(定数2)には、柳沢あきら候補(31)=新=が、病気で辞職した入江国夫前市議の議席を必ず引き継ぐため立候補します。

ほかに無所属の元職、新人の2人が立候補し、定数2を3人で争う見込みです。

柳沢氏は、ソフトウエア開発会社で10年間働き、多い月は残業が170時間を超え、仕事が終わらずに会社に泊まることもあったなどの経験の持ち主。行田市や春日部市のハローワーク前で仕事の実態調査に取り組み、過酷な労働実態を改善するよう国に要請するなど、ブラック企業根絶をめざして奮闘してきました。

選挙戦でも労働者派遣法を改悪し「生涯ハケン」「正社員ゼロ」の社会をつくろうとする安倍政権の暴走にストップをかけ、「若者が安心して働ける羽生市を実現します」と主張しています。

共産党は入江前市議を先頭に、市民とともに小中学校へのエアコン設置、住宅リフォーム助成制度の拡充などを実現してきました。

柳沢氏は市民にとってかけがえのない議席を守り、子ども医療費無料制度の窓口払い撤廃、国民健康保険税・介護保険料の引き下げを実現したいと公約。「市民の暮らしを守る確かな力、日本共産党の1議席を、何としても引き継がせてください」と訴えています。

 

子どもを守る蓮田に
船橋候補が訴え

船橋ゆき子候補

船橋ゆき子候補

蓮田市議補選(定数1)で、共産党(現有3議席)は、船橋ゆき子候補(38)=新=を擁立し、船橋氏の勝利で「市政はもちろん、国政、県政に市民の意思を示そう」と全力をあげます。

船橋氏のほかに、無所属2人が立候補する見込みです。

船橋氏は、放射能から子どもを守る活動に取り組んできた経験を語り「子どもを守るために政治の大本を変えようと立候補を決意した」と表明。消費税増税に苦しむ市民の声を取り上げ、「消費税の連続増税を許さないという市民の声を全国に発信します」と公約しています。

同市に隣接する県立小児医療センター(さいたま市岩槻区)の移転計画に対し、現地存続を求める市民の署名は3万1000人分に達しました。船橋氏は署名に示された市民の願いに応え、「県に現地存続を求めていきます」と語っています。

また、安倍政権の暴走政治から市民の暮らしを守る役割を市政は発揮すべきだと主張し、▽公立保育所の新設・改築▽国民健康保険税の1人1万円引き下げ▽放射能の除染対策や給食検査の強化、甲状腺検査などへの助成、太陽光発電推進―を公約に掲げます。(赤旗2014年5月10日付より)

5/18 蓮田市議補選候補者

蓮田市議会議員補欠選挙
2014年5月11日告示・18日投票
定数1

船橋ゆき子

船橋ゆき子(38)新

1975年、宮城県仙台市生まれ/東洋大学社会学部卒/2011年の原発事故をきっかけに市内の放射能測定をはじめ、放射能から子どもを守る活動にとりくむ/家族は夫1女、義父/黒浜在住

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子どもたち守る船橋さん 蓮田市議選 励ます集い開く

決意を語る船橋候補(右)=2014年4月27日、蓮田市

決意を語る船橋候補(右)=2014年4月27日、蓮田市

埼玉県蓮田市議補選(5月11日告示、18日投票、定数1)で、日本共産党の船橋ゆき子候補(38)=新=を応援しようと、支援者でつくる実行委員会が4月27日、「励ますつどい」を開きました。

船橋さんは、福島原発事故の放射線汚染問題で、新日本婦人の会と一緒に調査し、市に除染対策を求めてきた活動を紹介。市議会で市民の願いを何度も取り上げる党市議の姿を見て、「議会での日本共産党の役割と重要性を実感しました」と語りました。

また、原水爆禁止世界大会への参加などを通じて、「子どもを守るためには、政治の大本を変える必要があると感じました」と、入党の初心を話しました。

船橋さんは「子どももお年寄りも、誰もが暮らしやすい蓮田市にしたい」と立候補の決意を表明。公約として▽市立保育所の新設・拡充▽国民健康保険税引き下げ▽放射線対策の拡充、太陽光発電への助成拡大▽県立小児医療センターの現地存続―をあげました。

党市議団(3人)の、きしお悦子団長は、放射線汚染の綿密な調査が市からも感謝されるなど、船橋さんの高い行動力を紹介。「市民の要望の先頭に立つ船橋さんを当選させよう。勝利して、安倍政権に市民の審判を下そう」と訴えました。

保育所民営化問題に取り組んだ仲間、放射線測定の活動仲間、子どもを連れた父母らが参加して、激励しました。(赤旗2014年5月1日付より)