【狭山市】人口密集地 入間基地強化やめて/党県議団調査に住民訴え

日本共産党埼玉県議団は4日、狭山市を訪れ、航空自衛隊入間基地(狭山市、入間市)の航空機による騒音や離着陸時の低空飛行などの被害を調査しました。

調査には、柳下礼子、村岡正嗣、秋山文和、金子正江、前原かづえの各県議、猪股嘉直、望月高志の両狭山市議、狭山平和委員会の飯島邦男代表が参加しました。

同基地は市街地に囲まれた中にあり、近隣住民は低空飛行による騒音に悩まされています。

1999年には入間川河川敷に自衛隊機が墜落する事故も起きており、住民からは不安の声があがっています。

調査中も、輸送機やヘリが頻繁に低空飛行を行いました。飯島氏と狭山市議団は「きょうはまだおとなしい方です。もっとすさまじい音がするときもある」と説明。「パイロットの姿がわかるほどの低さで飛んでいるときもある」と述べました。

飯島氏は「『マンションにぶつかってしまうのでは』という高さで飛んでいるときもある。こんな人口密集地にある基地で事故が起きれば大きな被害が出る。基地機能の強化に反対し、縮小を求めて頑張りたい」と語りました。

調査を終えた柳下氏は、「近隣住民は日頃から被害を受けている。その上さらに『海外で戦争する国づくり』を支える基地にすることは許されません。基地被害の解決とともに、阻止のために頑張りたい」と話しました。

(しんぶん赤旗2015年6月6日付より)

【入間市】オスプレイ受け入れられぬ 横田配備飛行航路下 入間市長語る/梅村衆院議員と党埼玉県議団に

日本共産党の梅村さえこ衆院議員と埼玉県議団は4日、垂直離着陸機CV22オスプレイの米軍横田基地(東京都)への配備問題と、航空自衛隊入間基地(狭山市、入間市)に隣接する旧米軍ジョンソン基地跡留保置(入間市東町)の利用問題について入間市の田中龍夫市長と懇談しました。

 

懇談には、柳下礼子、村岡正嗣、秋山文和、金子正江の各県議、入間、狭山の両市議団が参加しました。

梅村氏は「基地周辺の住民は、普段から低空飛行や夜間の騒音で被害を受けている。危険なオスプレイの配備には反対です。国会では『戦争法案』の審議が続き、これと軌を一にしたものではとの危惧もあり、若い人などが危険に巻き込まれないように国会で頑張りたい」と表明しました。

田中市町は、同市が横田基地の飛行航路下にあることから、「安全が確保されていないものは、受け入れられない。(防衛省に対し)きちんとした説明を求めていきたい」と述べました。

また、東町留保地に自衛隊病院と災害対処拠点施設の建設が計画されていることについては、「(災害対処拠点で平時に)国防のための訓練をするのであれば、ほかの基地でも対応できるのではないか」と述べ、「もし反対の決断をするのであれば、近隣自治体にも協力してもらう」と表明しました。

柳下氏は「自衛隊を米軍と一緒に海外に行かせようとする国の動向を考えると、危険なものはいらないというのが住民の声です。市民の平和と安全を守るために協力していきましょう」と語りました。

(しんぶん赤旗2015年6月5日付より)