こんな時だから助け合おうよ 埼玉の民青、カンパ集め食料配布

若者らに無料で食材を手渡す民青のスタップたち

日本民主青年同盟(民青)は3月から全国で「新型コロナ青年生活緊急調査」にとりくみ、短期間に3000人以上から声を集めています。各地で自治体への要請などとともに「食料配布プロジェクト」を実施しています。

「バイト先が休業になり収入はゼロです。仕送りはなく、生活費、学費を支払う当てがありません。食べ物もろくに買えない」生活緊急調査の中で民青埼玉県委員会に寄せられた、一人暮らしの学生の声です。
「困っている若者を何とか援助できないか」民青は、埼玉県の日本共産党の援助も受けて「若者応援!街かどフードパントリー(食料貯蔵室)」を呼びかけることにしました。
共産党で青年学生分野を担当する小沢さんは、民青東京都委員会が実施した食糧支援に参加。「埼玉でも食料支援をできないか」と考えていたといいます。

今回用意した米や缶詰、レトルト食品などは、民青がSNSや「赤旗」日曜版、日刊紙へビラを折り込んでカンパを募り購入しました。食品を詰めた50袋は、2時間の行動のうちにすべてなくなりました。
休職中の若者(桶川市)からSNSで“食料が欲しいけど当日はいけません。1日1食の生活です”という声が届きました。後日、本人に食料を届け、喜ばれました。

とりくみに参加した民青県常任委員の早瀬さんは「今日、明日の生活にも困っている人たちがいます。私たちのこうした活動は一時しのぎかもしれませんが、決して無力ではないと思います」とはなします。

「赤旗」日曜版7月12日付より引用

一人の中退者も出さない 野党議員に埼玉の民青要請

日本民主青年同盟埼玉県委員会は21日、新型コロナウイルス危機の下、学生の生活と学びを支える支援策の強化を求め、国会議員会館を回って野党国会議員に要請行動しました。

日本共産党の志位和夫委員長、小池晃書記局長、吉良よし子、伊藤岳両参院議員、立憲民主党の枝野幸男代表、熊谷裕人参院議員、国民民主党の大島敦副代表に要請書を届けました。

要請書は、▽大学ごとに学生援助が異なり、格差が生じていることを考慮し、全ての学生を対象に学費が半額免除されるよう力を尽くすこと▽給付型奨学金制度の拡充に努めること▽住居確保給付金制度の対象を抜本的に広げ、より多くの学生の救済を図ること―などを求めています。

参加した県内在住の大学生は「図書館などが使えないのに年25万円の施設維持費を取られている」と訴え。佐藤一馬民青県委員長は「学生たちにも自粛などに協力したい思いはあるが、金銭的支援がなければ安心できない」と指摘しました。

伊藤氏は「新型コロナで学生世代が消失するのは社会にとって痛手だ。何としても1人の中退者も出さないようにしなければならない」と応じました。

学費値上げストップを 埼玉・民青が署名行動

署名を呼びかける民青同盟員と伊藤候補(左奥)=2015年12月16日、さいたま市

署名を呼びかける民青同盟員と伊藤候補(左奥)=2015年12月16日、さいたま市

日本民主青年同盟埼玉県委員会は16日、埼玉大学の最寄り駅のJR埼京線・南与野駅前で学費値上げ反対署名に取り組みました。日本共産党の伊藤岳参院埼玉選挙区候補も参加しました。

参加者は、安倍政権が国立大学への交付金を15年間で1948億円削減し、足りない分を大学に学費値上げなどで「穴埋め」させようとしていると指摘し、学費が年間53万円から93万円にもなり、私立大も連動して値上がりすると訴えました。

伊藤候補は「軍事費など削るところはほかにある。とんでもない学費値上げ計画にストップをかけます」と訴えました。

署名した人からは「奨学金は返せないと思って借りなかったが、大変だった。これ以上の学費値上げはありえない」(私立大卒業生)、「学費の支払いは大変そう。バイトもきつそうで体が心配。これ以上の値上げはやめてほしい」(孫が大学生の女性)などの声が寄せられました。

(しんぶん赤旗2015年12月24日付より)

ブラックバイト考える 埼玉民青が学習会

クイズでブラックバイトの違法性を議論する参加者=2014年5月17日、さいたま市

クイズでブラックバイトの違法性を議論する参加者=2014年5月17日、さいたま市

民青同盟埼玉県委員会は17日、さいたま市で、アルバイトに不当な労働や過度な責任を強いる「ブラックバイト」について考える学習会を開き、大学生ら約30人が参加しました。

アルバイト実態調査で寄せられる声をもとに○×クイズを実施。「塾の講師でシフト外の労働を強要され、時間外手当も出ない」「いつも人手不足。不注意で備品を破損したら賠償請求された」などの実態を寸劇を交えて紹介し、法律違反かどうか議論しました。

講演する神部氏

講演する神部氏

首都圏青年ユニオンの神部紅(じんぶ・あかい)事務局次長が講演。働く人の3分の1、若者の2分の1が非正規雇用で、正社員であっても過酷な条件で働かされている実態を話し、「能力に関係なく劣悪な労働を選ばざるを得ない社会構造になっている。個人で克服できる問題ではない」と指摘。ブラックバイトが横行する背景には、政府が非正規雇用を拡大する政策を進めていることがあると述べました。

そのうえで、問題解決のために、労働者の権利を知ることだけでなく、行使することが必要だと語りました。

学生から「就職活動をするのが不安」という感想があがり、神部さんは「労働組合や民青同盟など問題意識を持つ人のネットワークはたくさんある。手をつなぐことが大事です」と助言しました。(赤旗2014年5月21日付より)

「日本の学費高い」フランスとの比較に驚き 党と民青が新入生歓迎宣伝

シールアンケートに答える新入生=2014年4月8日、さいたま市

シールアンケートに答える新入生=2014年4月8日、さいたま市

日本民主青年同盟埼玉県委員会と日本共産党埼玉県委員会は8日、さいたま市のJR大宮駅西口で、埼玉大学入学式に合わせて新入生歓迎の宣伝をしました。

参加者は、入学式を終えて駅に戻ってくる新入生に「入学おめでとうございます」と声をかけながら「しんぶん赤旗」学生版や民青紹介リーフを手渡し、シールアンケートや学費値下げを求める署名などを呼びかけました。

「フランスの学費はいくらでしょう?」と問いかけるクイズ形式のシールボードで、フランスの国立大学の学費が年間2万4000円だと知ると、多くの新入生は「安いですね」と驚きます。

工学部に入学した男子学生(18)は「日本の学費は高いなと思う。奨学金も、返さないといけないから考えてしまう」と話しました。(赤旗2014年4月9日付より)