レッド・パージは国民を弾圧 埼玉連絡会が総会/若者に体験伝えよう

レッド・パージ反対埼玉連絡会は11月28日、川越市内で第4回総会と講演会を開きました。

日本共産党員であることを理由に1950年前後に職場を解雇された、県内在住の被害者の体験を伝えるパンフレット『聞いてください! 私のレッド・パージ体験』の普及や被害者の名誉回復と国家賠償を求める国会への請願署名、埼玉弁護士会への人権救済申し立てなどの活動を引き続き強めていく方針を確認しました。

高木太郎弁護士が講演。非正規労働者の増大など今日の働く現場の実態を報告し、労働者が声をあげられない状況がレッド・パージの時代と共通していると語りました。レッド・パージで共産党員らが国民から引き離された一方で、被害者たちが民主的な組織をつくりあげてきたと指摘し「多数派を形成し、歴史の教訓として二度と繰り返さないために、若い世代に事実を伝えよう」と呼びかけました。

参加者から、「レッド・パージは共産党員だけへの弾圧ではなく、国民への弾圧だ。人権侵害に反対するたたかいと運動を広げていきたい」などの発言がありました。

共産党の伊藤岳参院埼玉選挙区候補が司会を務め、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟県本部の矢島恒夫会長、荻原初男共産党県委員長があいさつしました。

(しんぶん赤旗2015年12月4日付より)

「ピンチをチャンスに」 党埼玉県委 本田宏医師と懇談

本田氏(右端)と懇談する(左から)伊藤、荻原、村岡の各氏=2015年10月29日、さいたま市

本田氏(右端)と懇談する(左から)伊藤、荻原、村岡の各氏=2015年10月29日、さいたま市

日本共産党埼玉県委員会は29日、「戦争法廃止の国民連合政府」の党の提案をめぐって、NPO法人医療制度研究会副理事長の本田宏医師(元済生会栗橋病院院長補佐)と懇談しました。本田氏は「提案」について「もちろん大賛成です。(戦争法をめぐる闘争は)最大のピンチだけど最大のチャンスです」と語りました。

共産党から荻原初男県委員長、村岡正嗣県議、伊藤岳参院埼玉選挙区候補が出席しました。

本田氏は「提案」実現には各党合意など難しさがあることを指摘しつつ「(国民連合政府を)やるしかないという世論をつくるしかない」「立憲主義が破壊されたという危機をどう国民に説明するか工夫が必要だ」と話しました。

「ピンチの状況でも明るく乗り越えていこう」と話す本田氏に、伊藤氏らは「ご一緒に力を合わせましょう」と応じ、握手を交わしました。

(しんぶん赤旗2015年10月30日付より)

【さいたま市】女性レッドアクションが学習・懇談/「国民連合政府」学ぶ 党県委員長が報告

国民連合政府の実現へ意見を出し合う参加者=2015年10月20日、さいたま市

国民連合政府の実現へ意見を出し合う参加者=2015年10月20日、さいたま市

埼玉県の女性団体や個人でつくる「戦争ゆるさない女性のレッドアクション実行委員会」は20日、日本共産党が提案した戦争法廃止の国民連合政府について学ぼうと、さいたま市内で学習会と懇談会を開きました。

共産党県委員会の荻原初男委員長が報告し、戦争法案ストップに県内でいち早く立ち上がったレッドアクションに敬意を表し、国民連合政府の提案は「戦争法を廃止に」という国民の願いに応え、立憲主義と民主主義を取り戻すためのものだと語りました。

参加者からは「タイムリー」「柔軟で思い切った提案」「本当に実現できるのかという思いはある」などさまざまな感想が出されましたが「野党共闘は安倍政権を倒すための希望です」「世論を高めて各党がぶれない状況をつくりたい」など提案を積極的に受け止める発言が相次ぎました。

また、「誰も戦争をしたいと思っていない。保守の人にも働きかけを」「共産党に対する間違ったイメージを取り除かないと」「戦争法がもたらした『非常事態』の中身をもっと学ぶべきだ」などの問題意識を交流し、国民連合政府の実現をめざして取り組みを進めることで一致しました。

(しんぶん赤旗2015年10月22日付より)

「国民連合政府」実現へ 共産党 各団体と懇談/ママの会@埼玉

伊藤参院選挙区候補ら

日本共産党埼玉県委員会は6日、さいたま市内で「安保関連法に反対するママの会@埼玉」の母親らと、共産党が提案した「戦争法廃止の国民連合政府」の実現について懇談しました。共産党から荻原初男県委員長、伊藤岳参院埼玉選挙区候補、前原かづえ県議らが参加しました。

 

「ママの会」のメンバーと懇談する(右2人目から)伊藤、荻原、前原の各氏ら=2015年10月6日、さいたま市

「ママの会」のメンバーと懇談する(右2人目から)伊藤、荻原、前原の各氏ら=2015年10月6日、さいたま市

荻原委員長が提案について詳しく説明すると、「ママの会」メンバーから質問や意見が相次ぎ、「これを読んだとき、『ようやくこういうのが出たか』と号泣した」「沖縄の選挙で勝ったイメージを、ぜひ埼玉でも再現したい」などの感想が出されました。

伊藤候補は「今回の提案にあたり、戦争法廃止のたたかいは国民的な大義のあるたたかいであり、団結していかなければならないと、私も学ばされた。かつてない広がりを見せた運動をさらに広げていくために、来年の参院選で頑張りたい」と決意を語りました。

「ママの会」の佐藤真由果さん(40)は「政治を自分の暮らしのこととして考えられていない人が多い。選挙で自公政権を退陣させ、連合政府を実現するために、まちの人たちとの『つなぎ役』としての役割が、私たちにはあると思います」と応じました。

(しんぶん赤旗2015年10月8日付より)

戦争法に怒り集めよう/党県委「オール埼玉実行委」に要請

日本共産党埼玉県委員会は9月30日、戦争法廃止のための「国民連合政府」の実現について、「集団的自衛権を行使容認した閣議決定撤回を求めるオール埼玉総行動実行委員会」に申し入れました。

共産党から荻原初男委員長、梅村さえこ衆院議員、伊藤岳参院埼玉選挙区候補が出席し、「オール埼玉」の小出重義実行委員長(元埼玉弁護士会会長)らと懇談しました。

「オール埼玉」実行委員会は「集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回」の一点で政治信条・党派の違いを超えて幅広い団体と個人が結集。5月31日に1万400人、9月4日に1万5000人の集会を成功させています。

梅村議員は、国会での野党共闘や、国会前に集まった若者らの「野党がバラバラじゃだめだ」の声に押されて「国民連合政府」の提案を行ったと報告。「戦争法と、立憲主義の破壊への怒りを集中させることが必要です」と語りました。

小出実行委員長は「『閣議決定撤回』で一点共闘する私たちがやりたいことは、まさにこれ(国民連合政府)です。国民の中には共産党に対する誤解などもあり、理解してもらう努力も必要です。そういった面で協力したい」と述べました。

(しんぶん赤旗2015年10月2日付より)