税滞納者に強権徴収 さいたま・神田市議 市に転換迫る

日本共産党の神田義行さいたま市議は、13日開かれた市議会代表質問で、税などの滞納者への市の対応についてただしました。

神田市議は、納税相談で市職員から「生存権など、すべての権利は期日までに税金を納めている人にのみ認められている権利だ」などと言われ、「分納を認められず、借金をしてでも一括納付することを強要された」など市民の声を紹介。「市は納税相談にあたり、『納税者の生活の実態をよく聞いて対応する』と繰り返しているが、現場ではこのような対応がされている。納税者に対し、国税徴収法などが定める納税者の権利などをしっかり説明した上で相談にあたるべきだ」と迫りました。

原修財政局長は「納税相談では丁寧な対応を心がけているが、時には毅然(きぜん)とした対応をしなければならないケースもある。意見を真摯(しんし)に受け止め、適切な対応を心がけたい」と答弁しました。

神田氏は、この間、滞納者への差し押さえが急増し、給与など差し押さえ禁止財産まで徴収されているケースもあるとして「滞納者の財産をあらゆる手段で差し押さえるというやり方でなく、滞納者の生活を立て直しながら相談にあたる方向へ転換すべきだ」と求めました。

原財政局長は「差し押さえなどについては、法令を遵守して適切に対応したい」と述べました。

(2016年9月13日付「しんぶん赤旗」より)

 

戦場の体験語り暴走政治に対抗 かわぐち9条の会が集い

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戦争体験を語る金子兜太さん=11日、川口市

金子兜太さんが講演

埼玉県川口市の「かわぐち九条の会」は11日、JR川口駅前フレンディアで第11回平和と文化の集いを開き、約300人が参加しました。「マリンバ・プロムナーズ」によるマリンバとピアノの演奏に続き、俳人の金子兜太さんが「戦争生き残りは反戦の魂」と題して講演しました。

「戦争を知らない国会議員が憲法をいじろうとしている。自分の戦争体験を語ることで抵抗したい」と語った金子さん。海軍主計中尉として配属されたトラック島で食糧確保に奔走しつつも、サツマイモ栽培の失敗やアメリカ軍の機銃掃射による妨害に陥り、200人の部下のうち70人を餓死や攻撃などで失ったと話しました。

文化や個人主義が抑圧され、俳人も弾圧された戦前と、現在のさいたま市の公民館で憲法9条を詠んだ俳句が掲載拒否される事件を対比。さいたま市の事件では作者の女性が抵抗の声をあげたことを「戦前とは違う。女性が強くなっている」と話しました。

参加した川口市の女性(72)は「戦争の生の体験を聞けてよかった。国会では、安倍首相が暴走政治を早めていますが、ひどい政治が行われていることを多くの人が知らずにいます。知らせる運動をもっと続けたい」と話しました。

(2016年9月13日付「しんぶん赤旗」より)

9条こそ人類の進む道 女性が「レッドアクション」 さいたま

 

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「戦争する国、絶対反対」とパレードする参加者。前列2人目に金子さん。左端は梅村議員=10日、さいたま市

「運動を盛んにしよう」

梅村議員参加

さいたま市浦和区の県民健康センターで10日、安保法制(戦争法)廃止を考える第13回「戦争ゆるさないレッドアクションinさいたま」の学習会が開かれ、125人が参加しました。

立正大学名誉教授の金子勝さんが講演。安倍政権の狙いは、日本を日米安保体制に基づいて海外で戦争する国にすることだと指摘し、その障害となる憲法の改悪を狙っていると述べました。日本国憲法について、構成要素のすべてが戦争を拒否している「平和の団塊」と表現し、21世紀に人類が進む道はその憲法の実践にあると語りました。

狭山市から参加した女性(61)は「とにかく憲法9条が大変な事態だと思って、やって来ました。きょうも(改憲団体の)日本会議が川越市の駅前でビラ配りや署名をしていて、負けられないと思いました。私たちも運動を盛んにし、身近な人から語っていかなければ」と話しました。

集会後、参加者はJR浦和駅前までパレードし、「戦争する国、絶対反対」「市民の力で政治を変えよう」と唱和しました。日本共産党の梅村さえこ衆院議員が参加しました。

(2016年9月11日付「しんぶん赤旗」より)

 

市立図書館移転計画 住民投票で是非を 上尾市

 

埼玉県上尾市で市立図書館の移転計画をめぐって、市民団体「上尾の図書館を考える会」がタウンミーティング(地域別住民集会)を開いています。会は、移転計画の是非を問う住民投票条例制定を求める直接請求署名をこの秋に開始する予定で、タウンミーティングを通じて市民に計画の問題点を知らせ、図書館のあり方を考えてもらおうと取り組んでいます。

市民の声聞かず

島村穰(みのる)市長は2014年、JR上尾駅東口から徒歩約5分の図書館本館を、市北東部の上平公園の隣に移転させる計画を発表しました。さらに15年に青少年センターとの「複合施設」にする計画に変更し、19年度に新規オープンしようとしています。しかし、移転先までは上尾駅から徒歩約40分、最最寄りのJR北上尾からも約20分かかります。また、計画変更に伴うパブリックコメント(意見公募)を行わないなど、市民からは「市民の意見を聞いていない」と批判の声があがっています。

「上尾の図書館を考える会」は、2年前に図書館利用者を中心に始まった移転計画見直しを求める運動を受け継ぎ、幅広い市民、団体が共同する会として今年7月に発足しました。

会は、市の計画について「図書館が遠くなり、車に乗れない高齢者や子どもは使いづらくなる」と指摘。また、複合施設化によって現図書館より専有面積が14%狭くなることや移転費用が約38億円かかり、さらに膨らむ可能性があることなどの問題点をあげています。

会が8月26日から始めたタウンミーティングはすでに5地域で実施。あと5カ所程度で開催する予定で、議論の内容は、今月24日に上尾コミュニティーセンターで開く、「住民投票条例の制定をめざす出発の集い」に集約されます。

3日、富士見団地集会所で開かれたタウンミーティングには約40人が参加。「図書館は市民が一番身近に使う、憩いの場。使いやすい市の中心部に置くべきだ」「上から押しつけられ、建物だけがきれいな図書館ではなく、市民がつくる図書館にしたい。住民投票はみんなで考える機会になる」などと意見交換しました。

共同広がる

市民と党派・会派を超えた市議との共同も広がっています。6月議会に、会の準備会が約3300人分の署名とともに提出した移転計画の凍結・再検討を求める請願は、日本共産党、民進党、保守系含む無所属の12人が賛成しました。請願は反対17(無所属、公明党)で不採択になましたが、保守系会派を離れて賛成に回る市議もいました。

請願に賛成した市議はタウンミーティングにも参加し、市民の疑問に答え、市議会で図書館問題を質問するなど運動との連携を進めています。

日本共産党の糟谷珠紀市議団長は「上尾市は『市民とともに歩む図書館』を基本理念に掲げながら、これまで利用者説明会を1回開いたのみで、市民・利用者から直接声を聞く公聴会を一切開こうとしません。市長マニフェストだからと市民の願いを無視した進め方に市民の怒りが広がっているのは当然のことです。議員団は市民とともに図書館のあり方、税金の使い方も含めた市民参加のまちづくりを進めていきます」と話しています。

(2016年9月10日付「しんぶん赤旗」より)

民主主義守る運動進める 埼玉社会保障学校開く

 

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講演する中野教授=4日、さいたま市

中野上智大学教授が講演

埼玉県社会保障推進協議会は4日、さいたま市で第24回埼玉社会保障学校を開き、憲法改悪を阻止し、民主主義や社会保障を守る運動を進めるための学習を行いました。

中野晃一上智大学教授は、政治情勢について講演。参院選で、野党共闘が実現した32の1人区で野党統一候補が11勝したことについて、自民党優位の1人区の3分の1で勝てたことは画期的だと指摘し、「市民が後押しする野党共闘が実現し、受け皿ができた結果だ」と述べました。今後の選挙で市民が参加する野党共闘が都市部でも広がればインパクトは大きいと指摘。

「改憲勢力」対「立憲勢力」の対決構図を明確にさせることや共通政策の充実などの課題をあげながら、野党共闘を継続、発展させるべきだと強調しました。

広島大学の都留民子教授は歴史から見た社会保障論を講義し、「民主主義を発展させるためには社会保障をしっかりさせる必要がある」と語りました。

全日本民医連副会長の増田剛・埼玉協同病院院長は、増え続ける医療需要に対して病院勤務医が絶対的に不足している実態を訴え、医師増員を求める運動を再び起こそうと呼びかけました。

(2016年9月7日付「しんぶん赤旗」より)