改選数3の参院埼玉選挙区は、日本共産党の伊藤岳候補が自民、公明、民進の現職候補と横一線上で激しく争っています。
伊藤候補は街頭演説で、野党共闘勝利と共産党の躍進でこそ戦争法廃止や官報改悪阻止の展望が開かれると述べ「私の1議席(獲得)で自公を少数に追い込めます。何としても勝たせてください」と訴えています。
街頭演説には近年にない多数の聴衆が集まっています。「ママの会」などの市民グループや無所属、他党派の議員が次々人応援のマイクを握るなど「野党と市民の共同」が発展。5日には生活の党の小沢一郎代表が伊藤氏押し上げへ応援演説しました。
支持拡大では、憲法問題で対話が弾み、憲法9条を守る共産党への期待広がっています。
他陣営も必死。「与党で2議席」を狙う自民、公明は街頭宣伝でも支持拡大でも一体になった選挙を強めています。
共産党県委員会は「大きく広がる党躍進の可能性をくみ尽くせば比例・選挙区で目標の70万票を獲得し、伊藤候補の当選を必ず勝ち取れる」と奮闘。ビラ配布やメガホン宣伝などをさらに大規模に行って共産党の勢いを広く有権者に示し、後援会員や支持者には「あと5票、10票と広げてほしい」と呼びかけています。
8日には不破哲三前議長、9日には志位和夫委員長を三たび迎えた街頭演説を行います。
(2016年7月6日付「しんぶん赤旗」より)