「レッド・パージ反対埼玉連絡会」はこのほど、さいたま市内で第5回総会を開きました。総会は5000人分の「被害者の名誉回復と国家賠償を求める国会請願署名」を集めることや、レッド・パージの実態を語り継ぐ活動推進などの方針を決定しました。
報告では、今年5月の国会請願で県連絡会の目標の3000人分を超える3402人分の署名を提出したことなどが紹介されました。
総会に先立ち、日本国民救援会埼玉県本部の桜井和人会長が講演。県内の弾圧事件や救援活動の歴史について述べ「共同のたたかいをますます発展させましょう」と訴えました。埼玉県労働組合連合会(埼労連)、日本共産党の畑野君枝衆院議員らがメッセージを寄せました。
レッド・パージ 1950年前後、アメリカ占領軍の示唆のもとで、日本政府と財界が、推定4万人の日本共産党と支持者らを「企業の破壊分子」などとして職場から追放した事件。被害者は思想・信条の自由を侵害され、事件後も働く権利を奪われた生活を強いられたとして、国に名誉回復と国家賠償を求めています。
(「しんぶん赤旗」12月4日付より)