埼玉県戸田市で、税金を使った市議の海外派遣に反対している市民団体「市議の海外派遣をやめさせる会」(高坂美之留代表)は、22日告示された市議選の立候補者31人に対して公開質問状を送り、21日までに結果をホームページなどで公開しました。
質問は、戸田市が友好姉妹都市のオーストラリア・リバプール市と中国・開封市に毎年のように市議を派遣していることについて是非を問うています。
15日の締め切りまでに10人が回答し、いずれも海外派遣に「反対」と答えています。10人の内訳は、日本共産党4人全員と、無所属の6人。保守会派「戸田の会」は現職1人が回答していますが、同会派の別の2人は無回答でした。
海外派遣をめぐっては、市民238人が市を相手取り、2013年に実施したリバプール市への派遣費用の返済を求める訴訟を起こしています。
会のホームページは、http://ameblo.jp/yamesaserukai/
(「しんぶん赤旗」1月24日付より)