埼玉県入間市議選は5日告示(12日投票)で行われます。日本共産党は、安道よし子(60)、吉沢かつら(40)、小出わたる(54)=以上現=、佐藤ただし(57)の4候補を擁立し、前回獲得した4議席(現有3議席)をめざします。
定数22に、共産党4人、自民党9人(推薦)、公明党4人、民進党3人など30人近い立候補が見込まれています。衆院選も見据えて各党が活発に動き、新人も多数立つなど激戦が見込まれます。
基地強化に反対
田中龍夫市長は、市民の公園にするはずだった米軍基地跡地を、安倍政権いいなりに航空自衛隊入間基地の拡張用地にすることを容認。市政のチェック役の市議会で、自民党、公明党などは市長に手を貸し、「戦争する国づくり」を具体化する自衛隊基地強化を進めてきました。
共産党は基地強化に一貫して反対してきました。
共産党が実施した市民アンケートに、6割が「生活が苦しくなった」と答え、医療費や介護費用の負担軽減、保育所や特別養護老人ホームの増設など切実な要求が寄せられています。
ところが市長は、国民健康保険税や介護保険料の3割増、シルバータクシー券廃止(4月から)などを強行。一方で、事業費82億円の市庁舎建て替え計画をトップダウンで進めようとしています。
共産党は、現市政の負担押しつけに反対すとともに、市民と力を合わせて中学卒業までの医療費無料化や来年度からの小中学校のエアコン稼働など実現してきました。
給食費補助を
市議選で共産党は、入間基地拡張計画ストップを公約に掲げ、「基地の街・入間から安倍政治ノーの審判を」と主張。また、国保税・介護保険料の引き下げ、学校給食費の半額補助などを訴えています。
共産党は、4人全員の当選を勝ち取り、得票を大きく伸ばすことが、国いいなりの市政を暮らし応援の市政に切り替える大きな力になると強調。市議選勝利は、次期衆院選での共産党躍進と、安倍暴走政治ノーの市民と野党の共闘前進につながるとして、宣伝、対話・支持拡大に全力をあげています。
(「しんぶん赤旗」3月1日つけより)