埼玉県の県都、さいたま市の市長選(5月7日告示・21日投票)で、前島ひでお候補(64)=無所属新、日本共産党推薦=を必ず勝利させようと、「みんなのさいたま市をつくる会」は23日夜、前島氏を「励ますつどい」を同市の埼玉会館で開き、会場いっぱいの1500人が集まりました。会のテーマソング「そんな町を」を前島氏と参加者が一緒に歌うなど、一体感に包まれました。
元小学校教諭の前島氏の教え子やその保護者が激励に駆けつけ、「オール埼玉総行動」や「九条俳句訴訟」弁護団など前島氏と連動を共にする市民団体の代表らが応援のマイクを握りました。かつて市の合併反対で一緒に運動した無所属の栗原公喬(きみたか)旧大宮市議が「市民に優しい公平・公正な市政の実現を」とのメッセージを寄せました。
日本共産党の梅村さえこ衆院議員も駆けつけ「国いいなりの市政では、安倍暴走政治から市民を守ることはできません。前島さんを市長にすることで、安倍政権に審判を下す選挙にしよう」と訴えました。
決意表明した前島氏は、現市政が市民の暮らしの不安には応えず、市中心部の大型開発やピッグイベントにばかり税金を使っていると批判し「市民本位の〝あったか市政〟をつくり、暮らし第一にお金を使う市政に改めます」と語りました。
つどいでは「みんなで考えようさいたま市の未来」と題した「特別授業」がありました。小学校の教室を模して、教師役の前島氏と児童役のスタッフが、さいたま市の「いい点・悪い点」を話し合い、保育園に入れない子がたくさんいる」「学校のトイレをなんとかして」など、市政の問題点を明らかにしました。
(「しんぶん赤旗」4月25日付より)