埼玉県川島町にある県中央防災基地と県防災航空センターを、日本共産党の村岡正嗣、前原かづえ、秋山もえの各県議が11日、視察しました。同基地では渋谷幸司町議も同席。
同基地は、県内に5カ所ある防災基地のうち、県中央地域における防災活動の拠点で、大規模災害発生時などには救援物資の集積仕分けや人員・物資の輸送の拠点として県全域の支援を行います。
県災害対策課の職員らは、備蓄されている物資の内容や数量などを示し、過去の県内外の被災経験を教訓に、車避難時のエコノミー症候群防止のための弾性ストッキングや、国からの救援物資の一時保管のための大きなテントなども備蓄していると説明。「本当は防災基地をもっと増やしたいが、ヘリポートを設けられるといった条件に合う場所がなかなかない」と話しました。
防災航空センターは、県防災航空隊の拠点です。田中康博所長と防災航空隊員らは、地震や水害発生時、山岳遭難時などの救助だけでなく、山林火災消火や救急搬送も365日24時間体制で対応していると説明。「ドクターヘリが出動できない場合には、同様の活動をすることもある」「全国各地にも出動している」と話しました。