レッドパージ反対埼玉連絡会は16日、第2回総会を川越市内で開き、103人が参加しました。
松本善明弁護士(日本共産党元衆院議員)が「レッドパージ反対運動の現代的意義」と題して講演しました。
レッドパージ被害者は、日弁連の人権救済勧告を力に名誉回復の裁判をたたかいましたが、最高裁は被害者の上告を棄却し、原告は最高裁に再審を申し立てています。
松本氏は、日弁連会長が最高裁決定を厳しく批判したことを紹介。裁判所もレッドパージに加担したことを指摘し「占領軍の命令で仕方なかった」とする立場を裁判所は変えるべきだと述べました。
レッドパージは、秘密保護法案と同様に真っ向から憲法に違反すると指摘し、憲法の基本的人権を守る取り組みとして、たたかいの勝利を訴えました。
県内のレッドパージ被害者が発言し、秘密保護法案の「適正評価制度」が実施されれば「新たな雇用差別が起きるのではないか」と訴えました。
総会は、学習や宣伝、「名誉回復と国家賠償を求める請願署名」に取り組み、埼玉弁護士会に人権救済申し立てをすることなどを確認しました。(赤旗2013年11月20日付より)