埼玉県川島町の町役場庁舎建て替え計画の見直しを求めている住民団体が「高田康男町長は住民の声を聞こうとしていない」として、解職(リコール)運動を起こしています。
22日は、町民集会を開き、約150人が参加。「川島町の将来を考える会」の岡部巌代表をはじめ8人の請求代表者が「町長リコールの実現で川島町の古い体質を変えよう」と訴えました。
町は、事業費約26億円で老朽化した庁舎の移転を計画し、早期に着工したい考えです。会は「設計に無駄が多い」「豪華な庁舎はいらない」と見直しを要求。5月に5035人の署名を集めて住民投票条例制定を求めましたが、議会(定数14)で日本共産党と無所属議員2人以外の反対で否決されています。
住民団体は「町長リコールしか計画を止める手段はない」と、19日から解職請求の署名を始めました。1カ月の期間内に有権者の3分の1の5971人以上を集めれば請求は成立し、解職の是非を問う住民投票が実施され、有効投票数の過半数が賛成すれば町長は失職します。(赤旗2014年6月25日付より)