定数1減の自公案可決 埼玉県議会

埼玉県議会はこのほど、来年4月の県議選から適用する選挙区の区割りについて、自民党・公明党の改定案を可決しました。定数は1減の93、選挙区の数は58から52になり、同じ市で分断されていた選挙区は解消されます。

区割り案は超党派でつくる協議会で検討し、日本共産党は、定数94の維持、分断区解消、1票の格差2倍未満、さいたま市内10選挙区を3選挙区に統合する―などの案を提出していました。

本会議には自公案、民主党案、刷新の会・無所属案の3案が議員提出され、日本共産党は3議案のいずれも反対しました。討論で村岡正嗣県議は、3議案はいずれも議員定数を1~8削減しており、民意の反映を狭めると指摘。また自公案は、児玉郡美里町の選挙区を地域の一体性を無視して多選挙区に組み入れており、同町と周辺市町が反対する区割りを強行しているとして反対しました。

共産党(3人)は議案提出権(8議席以上)がないため議員提案できませんでした。(赤旗2014年10月28日付より)