埼玉県草加市長選(26日投開票)で再選した田中和明氏(65)=無所属現、日本共産党支持、自民・公明・民主・社民推薦=は「住み続けたいと思えるまちづくりを進める」と抱負を語りました。
市長選は、暴力団との癒着などが批判され、前回敗れた木下博信氏(49)=諸派・元=と田中氏との再度の一騎打ちになりましたが、約1万8000票の大差をつけて田中氏が勝利しました。
当選後、田中氏は「市民に意見をいただきながら事業を一つずつ進めてきた。4年前(の木下市政)に戻してはならないと選挙をたたかった」と語りました。2期目に向けて「子育て世代や高齢者が、いつまでも住み続けたいと思えるまちにしていく」と述べ、教育環境の整備や健康づくり施策の推進、防災対策などに力を入れると語りました。
共産党の平野厚子市議団長は「前市政の復活を許さないという一点共闘が実現した市長選でした。田中市長の勝利は市民の良識の勝利」と話しました。(赤旗2014年10月28日付より)