日本共産党の志位和夫委員長は衆議院が解散された21日、埼玉・浦和駅西口で解散後初となる街頭演説にたち、総選挙での日本共産党の躍進を期し、「日本共産党が伸びれば、日本の政治は必ず変わります」と訴えました。
塩川鉄也、梅村さえこ両衆院北関東ブロック比例予定候補がそれぞれ決意表明。県内15区の同小選挙区予定候補が紹介されました。
同日の解散について志位氏は、「民意に背く暴走を続けてきた安倍政権が、国民の世論と運動によって追い込まれての解散にほかなりません。国民のみなさんが追い込んだ解散です」と強調。消費税増税、「アベノミクス」、「海外で戦争する国」づくり、原発再稼働、沖縄の米軍新基地建設―の安倍政権の暴走をストップさせ、「国民の声が生きる新しい政治を一緒につくりましょう」と訴えました。
そのうえで、日本共産党は日本の政治の「五つの転換」を掲げて選挙戦をたたかいぬくと表明。「消費税に頼らない別の道」への転換など、その一つ一つを語りました。
「どの問題でも安倍政権の暴走に正面から対決しているのは日本共産党です。自共対決が鮮明になっているのではないでしょうか」と力を込めた志位氏。政権の暴走に対決の足場をもてない民主党や、自民党の補完勢力にすぎず四分五裂となっている「第三極」の政党の様子にふれ、「日本共産党の躍進こそ、安倍政権の暴走ストップ、政治を変えるもっとも確かな力になるということを、私は訴えたい」と語ると、駅頭の聴衆から「いいぞ」の声と拍手が上がりました。
昨年の参院選での躍進以降、日本共産党は議案提案権を行使し現実政治を動かすとともに、あらゆる分野での一致点にもとづく共同を広げてきました。
志位氏は「参院選に続いて、総選挙で日本共産党をさらに大きく躍進させてください」と訴え。「未来に希望を持って生きられる新しい日本をつくろうではありませんか」と呼びかけると、集まった聴衆は割れんばかりの拍手と「よーし」の声で応じました。(赤旗2014年11月22日付より)