市田氏訴え
最終盤を迎えた埼玉県知事選(9日投票)で、日本共産党の市田忠義副委員長・参院議員は6日、川口市のJR川口駅東口前で街頭演説し、「民主県政の会」の柴田やすひこ候補(62)=無所属新、日本共産党推薦=への党派を超えた支持を呼びかけました。
市田氏は、戦争法案について詳しく解明。この日が、広島に原爆が投下されてから70年にあたることを語り、先の戦争の痛苦の教訓に立って二度と戦争をしないと誓ったのが憲法9条だとして「憲法9条を真っ向から踏みにじる戦争法案は絶対に許すわけにはいかない」と訴えました。
そのうえで、国の悪政から県民の命とくらしを守る防波堤となるのが自治体の役割だと強調。集団的自衛権を容認し憲法改悪を主張する現職と自民推薦の元官僚では、県民の願いは託せないと批判。「戦争法案ノー」「県民のくらしを守る県政への転換」を訴える柴田さんこそ、県民の代表にふさわしいと主張しました。仙台市議選で共産党が7000票伸ばし、7人全員が当選したことに、新聞も「安保法案、自民に逆風」と報じたことを紹介し「柴田さんの勝利で、こんどは埼玉ショックを起こそう」とよびかけました。
駅前のデッキには「教え子を再び戦場に送らない」と書かれた横断幕がかかげられ、柴田候補に「がんばれー」と声援が飛びました。柴田候補は「戦争法案ノー、若者を戦場に送らないという思いで全力でたたかい抜いてきました。投票日まであと3日。みなさんの思いを大きく広げて押し上げてください」と力強く訴えました。
(しんぶん赤旗2015年8月7日付より)