国会で議会運営委員として政府与党と厳しく対決し、民意を無視し、審議を尽くさず多数で押し切る「強行採決」国会のひどさを最前線で痛感してきました。同時にそれは、安倍暴走政治のゆきづまりを示すものであり、市民と野党の共闘の前進が安倍政権を追い込んでいることを確信しています。
安保法制(戦争法)廃止の県民集会が各地で開かれ、民進党や社民党、自由党のみなさんと一緒に共同行動を呼びかけるという、これまでにない経験をしてきました。その力が夏の参院選で大きく発揮され、1人区では群馬県、栃木県の野党統一候補が大奮闘しました。
地域でも、栃木県宇都宮市のLRT反対や塩谷町の放射性指定廃棄物処分場計画反対の運動などで市民と野党の共闘が大きな力を発揮しました。塩谷町では、共産党の県委員長が統一候補とし奮闘した県知事選で、自公推薦候補の現職をおさえて6割を超える得票を勝ち取りました。茨木県つくば市長選では市民と市議会野党が共闘して勝利しました。
この間、災害対策、原発問題、米軍・自衛隊基地問題の3つの柱で活動に取り組んできました。
日米新ガイドラインと安保法制に基づき、在日米軍基地の強化と自衛隊の海外派兵部隊化が進められています。埼玉県の航空自衛隊入間基地では輸送と医療分野での兵たん拠点づくりが進行中です。
沖縄で墜落事故を起こしたオスプレイが、東京都の米軍横田基地に来年から配備されようとしています。すでに首都圏上空は米軍機の訓練場です。私たちの生活の場での軍事訓練などとんでもないことです。安保法制廃止のたたかいと一体に、オスプレイ配備と米軍基地の強化、自衛隊の海外派兵部隊化を許さないたたかいを、さらに強めたい。
次の総選挙では、野党共闘の勝利とともに、北関東比例ブロックでの議席増と小選挙区でも議席を勝ち取りたい。安倍政権を倒し、国民の期待に応える野党連合政権を実現するために全力をあげます。
(「しんぶん赤旗」1月8日付より)