●戸田市議選(22日告示) 4候補勝利へ 

県内一の財力を暮らしに

22日告示(29日投票)される埼玉県戸田市議選(定数26)で、日本共産党は、花井伸子(61)、本田哲(44)、=以上現=、つちやえみこ(65)、むとう葉子(42)=以上新=の4候補を擁立し、前回獲得した4議席の確保(現有3)をめざします。共産党4人のほかに公明党5人、無所属21の計30人程度が立候補する見込み。自民党系などが有力な新人を立てるなど、かつてない激戦となっています。

各陣営が駅頭宣伝にひしめき合い、一軒の家に何人もの候補者が訪ねるなど懸命。共産党への「大丈夫論」が振りまかれるなどの攻撃も行われています。

共産党は、得票増と4候補全員当選を勝ち取ることが国政も市政も変える大きな力になると訴えています。

安倍自公政権のもと消費税増税や年金削減など暮らしを破壊する政治が行われ、共産党の市民アンケートには61%が「暮らしが苦しくなった」と回答しています。ところが神保国男市長は、介護保険料や保育料、学童保育料の引き上げ、駅前駐輪場料金の3倍化、敬老祝い金のカットなど負担増、市民サービス削減を次々実施し、追い打ちをかけています。介護保険料(基準額)の高さは県内一。4月」からは下水道料金が3割値上げされます。

市長は「財政が厳しい」と言い訳しますが、戸田市の財政力は県内トップで、全国でも有数の豊かな財政力を持っています。

自民・保守系や公明党は、負担増には賛成し、批判の多い議員海外派遣にも賛成しています。一方で、安保法制や原発再稼働反対を求める請願には反対するなど市民に背を向けています。

共産党は、敬老祝い金カット阻止へ条例修正案を提出したり、駐輪場料金値上げ反対の署名をしたりするなど奮闘。水道料金については当面、値上げしないと市に約束させました。中学卒業までの医療費無料化や認可保育園、特別養護老人ホームの増設など市民要求を実現。市民との共同で市政を動かしてきました。

共産党の4候補は、「県内一の市の財政力を市民の暮らしに生かす」と訴え、38億円ある財政調整基金など財源を示しながら、介護保険料、国民健康保険税の引き下げや保育園の待機児童ゼロ、駐輪場料金の値下げ、コミュニティーバスの「トコバス」充実などを掲げています。

(「しんぶん赤旗」1月15日付より)