19日告示(26日投票)される埼玉県富士見市議選(定数21)で日本共産党は、川畑かつひろ(46)、寺田りょう(44)、小川たくみ(32)=以上現=、木村くにのり(47)=新=の4候補の当選で、現有4議席の確保をめざします。
市議選には、共産党4、公明党4、日本維新の会1、諸派・無所属19の計28人の立候補が見込まれています。すでに駅頭では各陣営がひしめきあうなど、激しい争いとなっています。
共産党が行った市民アンケートには、前回市議選時より200人以上多い、520人以上が回答。「国民の気持ちとかけ離れた政治ばかりで絶望しそう」「法律が何でも通ってしまう。野党が協カしてもっと頑張ってほしい」など、暴走する安倍政権に対する怒りと、共産党や野党共闘への期待の声が多数寄せられています。
共産党は、前回市議態で3から4議席に前進。議会での発言力も増し、この4年間で他会派にも働きかけて多くの意見書を提案し、「川内原発再稼働に抗議」「環太平洋連携協定(TPP)への調印・批准に反対」など22件を可決させてきました。
市民アンケートでは、8割の人が「生活が苦しくなった」「くらしに不安をもっている」と回答し、くらし応援の市政実現を求める声も切実です。
ところが、市は介護保険料の大幅値上げや大規模改修によりの休館中の市民総合体育館の使用料を25~35%も値上げ。保守系会派や公明党はこれに賛成してきました。
共産党は、負担増にきっぱりと反対し、市民のくらしを守るために全力をあげてきました。
昨年、市内も大きな被害を受けた台風9号では、共産党はただら現地調査を行い、県議や国会議員とも協力して、浸水被害を受けた民間認可保育園への市独自の改修補助を実現。他会派にも働きかけ、市の災害見舞金の増額も実現しました。
4候補は、「共産党の4人全員当選は、安倍政権の悪政から市民のくらしを守り、新しい政治を開く野党と市民の共闘を発展させる力です」と強調。市の一般会計が毎年10億円以上の黒字であることや、財政調整基金のためこみが26億円あることを指摘し、公約として、国民健康保税・介護保険料の引き下げ、18歳までの医療費無料化、体育館利用料の値上げ中止などを掲げています。
(「しんぶん赤旗」3月12日付より)