狭山市の臨時職員の賃金が6年ぶりに改定されました。正規職員が削減されたことに伴って、多くの臨時職員が雇用されていますが、賃金は2007年に時給で10円引き上げ、2009年に20円引き上げられただけで、その後、据え置きになっていたものです。
日本共産党の広森すみ子議員は、『狭山市の臨時職員の賃金は、近隣市の中でも最低水準である」ことを指摘し、特に常勤対応の臨時職員(正職員と同様の仕事をする保育士、幼稚園教諭、図書館司書などの専門職)の待遇改善を一貫して求めてきました。(中略)
今回の賃金改定について市は、埼玉県の最低賃金が改定された(狭山市は最低賃金制度すれすれの金額だった)ことから、「西部地域10市の平均賃金単価の低かった職種の引き上げを行った」「事務職を中心に30円の引き上げを行った」としております。西部地域10市の平均賃金は、時給にして826円ですが、お隣の川越市の一般事務職の時給は870円、所沢市は890円 となっており、狭山市はまだまだ低い水準にあります。(後略)
賃金改定の例示(時給)
一般事務職員 790円→820円
図書館職員 800円→830円
学校事務職員 800円→830円
給食調理員 850円→880円
(『民主さやま』4月20日付より)