さいたま市大宮区の三橋公民館が同館俳句サークル会員の「9条守れ」と訴えるデモを詠んだ俳句を「公民館だより」に掲載することを拒否した問題で16日、市内の新日本婦人の会4支部が同館と市生涯学習総合センターあてに、抗議の申し入れをしました。
応対した生涯学習総合センターの担当者は「公民館の利用を規制するつもりはない。現在、公民館報へ作品などを掲載する基準を検討中で、慎重に話し合っていく」と述べました。
参加者は「新婦人は公民館をよく利用するから、会員さんたちはみんな不安に思っている」「集団的自衛権行使を容認する閣議決定がされたタイミングでこんなことが起きれば、言論統制のようだと心配になる」などと訴え、俳句作者・俳句サークルへの謝罪と今後このようなことが起きないよう求めました。
申し入れたのは浦和、大宮、与野、岩槻の4支部で、4日に市生涯学習部長あてに同様の申し入れをいています。(赤旗2014年7月18日付より)