【ふじみ野市】公立保育所残して/市民ら署名提出

埼玉県ふじみ野市が、公立保育所2カ所を耐震強度不足を理由に2015年3月に廃止する計画を発表した問題で、市民らが高畑博市長あてに、計画のストップを求める署名4332人分を提出しました。

参加者は「この署名は市長に対する批判の数です」と訴えて、市の担当者に署名を手渡しました。

提出したのは、ふじみ野市立保育園PTA連合会、大井地区保育所父母の会連合会、保育守りたい@ふじみ野連絡会の3団体。連日駅頭で署名を呼びかけ、1時間で200人ほどから署名が集まったこともあるといいます。

席上、3団体の代表は、廃止計画をストップし、保護者や市民の声を聞くことや、待機児童解消に向けた今後のビジョンを示すことなどを要望。高畑市長が廃止計画を発表した市立西、亀居の両保育所に加え、鶴ヶ岡、亀久保の2市立保育所も16年3月で廃止する意向を示したことに触れ、「市長の掲げる『子育てするならふじみ野市』にふさわしい保育政策をとってほしい」と求めています。(赤旗2014年8月9日付より)