埼玉県狭山市長選が5日告示(12日投票)され、「変えよう狭山・みんなの会」の、かとう武美候補(65)=無所属新、日本共産党推薦=が、西武新宿線狭山市駅西口で第一声をあげました。
かとう氏は、人口減が進むなかで、子育て日本一で誰もが住みやすい市をめざすと強調し、高校卒業までの医療費無料化、給食費の無料化、市内循環バスのルート改善、公契約条例の制定などの政策を語りました。
また、航空自衛隊入間基地(狭山市、入間市)に隣接する留保地への自衛隊病院の建設計画など、戦争法案を先取りする基地機能強化を批判し、「若者が住み続けられ、子どもたちに平和のバトンを渡す狭山市にするための1票を、私に託してください」と訴えました。
日本共産党の塩川鉄也衆院議員が応援のマイクを握り、イラク戦争の際には入間基地の自衛官もイラクに派遣されたと指摘し、「暮らしと平和を守る1票を、かとう候補へ」と呼びかけました。
訴えを聞いた女性(66)は「基地がある狭山には自衛隊員や家族が住んでおり、戦争法案は許せません。誰もが住み続けられる市にしてほしいです」と話しました。
市長選にはほかに、いずれも保守系元市議の、東山徹(52)、栗原武(50)、小谷野剛(42)の各氏と、会社社長の松田元氏(31)が立候補し、新人5氏の争いです。
(しんぶん赤旗2015年7月7日付より)