埼玉県川口市で19日開いた「オール川口市民集会」には戦争法の廃止へ地域から運動をさらに大きくしようと幅広い市民が集まりました。
市民団体や労働組合などの代表が発言。川口地区労働組合協議会の渡辺徳男副議長は「スクラム組んで安倍政治勢力を退場させよう」と訴え、「安保関連法に反対するママの会@川口」の佐藤裕子さんは「安倍退陣、野党共闘。戦争法を廃止するまで訴え続けます」と語りました。
コープネットグループ労組の豊島英二委員長は「(戦争法廃止の)野党共闘はみんなの願い。実現させる世論をみんなでつくっていこう」と呼びかけました。
参加した同市在住の女性(78)は「戦争を味わった者として二度と戦争をさせてはいけないと、国会前にも足を運びました。国民の連帯が広がっていると実感しています」と話しました。
共産・民主の代表が連帯表明
19日の戦争法廃止の「オール川口市民集会」で、立憲主義を守る立場から日本共産党と民主党が連帯を表明しました。
共産党から伊藤岳参院埼玉選挙区候補が参加し「戦争法廃止の国民連合政府の樹立とそのための野党間の選挙協力を呼びかけ、各党や団体、個人との交流を深めています。立憲主義、民主主義を安倍首相から取り戻すために力を合わせましょう」と訴えました。
次期総選挙に立候補を表明している民主党の菅克己県議は、立憲主義に基づいて国政を正すと述べ「みなさんと力を合わせたい」と語りました。
(しんぶん赤旗2015年10月21日付より)