「戦争する国にさせない」おくだ・伊藤両氏が訴え
埼玉県越谷市で23日、日本共産党の小池晃書記局長を迎えて行われた街頭演説は、始まるとJR南越谷駅のロータリーに人の輪がふくらみ、熱気に包まれました。訴えに車内から拍手を送るタクシー運転手や、ビルの中で耳を傾ける人の姿がありました。
小池氏は、「埼玉で比例70万票を獲得して『ベスト9』の1人として、おくだ智子候補を必ず国会に送り、選挙区では伊藤岳候補を勝たせてください」と訴えました。
小池氏に「市議・県議14年。今度は国政で大活躍してもらおう」と紹介された、おくだ候補は「戦争反対を貫いて94年の共産党を大きく伸ばすことが、憲法を守る一番の力になります。憲法破壊の安倍政権にはお引き取りいただきましょう」と呼びかけました。
「『原発さよならデモ』などで県内をくまなく回り、市民と思いを一つに運動の先頭に立ってきた」と紹介された伊藤候補は、祖母の「戦争だけはダメ」という言葉が政治家としての原点だと強調。「戦争する国にはさせません。安倍政権はもう、この選挙で変えましょう」と訴えました。
マイクを握った、草加市の「ママの会」の笹本美香さんは「安倍政権を倒すために共産党・伊藤岳さんに投票を」と呼びかけました。
改選数3の埼玉選挙区は現在、自公が2議席を占めています。自民党は、地方議員が「比例は自民党、選挙区は公明党候補へ」と言って有権者を訪問し、公明党は公示前日に菅義偉官房長官、公示日に山口奈津男代表が埼玉入りするなど、自公一体の激しい選挙戦となっています。
(2016年6月24日付「しんぶん赤旗」より)