安倍政権が改憲を狙い、戦争法のもとで自衛隊を南スーダンに派遣しようとするなかで、これからの憲法運動について考えようと、さいたま市で15日、「輝け!日本国憲法のつどい」(主催・埼玉憲法会議)が開かれました。
法政大学名誉教授の五十嵐仁氏が講演し、参院選での野党共闘について、「共産党を除く枠が除かれ、市民の後押しで共産党を含めた野党4党の共闘が実現して32の1人区に野党統一共闘を擁立し、11選挙区で勝利したことは画期的だと指摘。安倍政権が憲法に反する政治を進めるなかで、今こそ憲法を変えるのではなく生かす「活憲」が必要だと述べ「安保法や改憲のもとで戦争に行かされるのは、危険な動きにストップをかける力を持たない次の世代の子どもたちです。私たちには、平和な国を次の世代に手渡す責任があります」と語りました。
県平和委員会の二橋元長事務局長が、戦争法のもとで進む、航空自衛隊入間基地(狭山市、入間市)への自衛隊病院設置や新型輸送機C2配備などの基地拡張について報告し、20日に入間市の彩の森入間公園で開かれる「11.20埼玉県集会」への参加を呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」11月17日付より)