200人が参加
働く女性がいのち・雇用・平和を守るために手をつなごうと23日、さいたま市で「2016働く女性の埼玉集会」が開かれました。会場いっぱいの200人が参加し、憲法を守り生かし、男性も女性も人間らしく働くことができる社会をめざすとした集会アピールを採択しました。
男女平等の働く権利の確立に力を入れてきた、今野久子弁護士が記念講演し、安倍政権が掲げる「女性活躍社会」について、女性を安く使い、「稼ぐ力」としての活用を狙うものだと批判。自身が担当した事件などでの女性の昇格や定年年齢の差別、男女との賃金格差、結婚後の退職強要などの問題の改善を求めるたたかいを語り「たたかわずして権利は発展しないし、労働条件の後退も止められない。私たちの『働き方改革』を実現するために、声をあげましょう」と力強く呼びかけました。参加者は大きな拍手でこたえました。
参加者は、環太平洋連携協定(TPP)問題や働く女性の健康など5つの分科会で議論し、集会後、会場からJR浦和駅までパレード。青年のドラムにあわせて「労働時間の短縮を」「守ろう憲法」「生かそう憲法」とコールしました。
(「しんぶん赤旗」11月25日付より)