●国会議員駆けある記 塩川鉄也衆院議員

塩川鉄也衆院議員

米軍の訓練拡大を許すな

「米軍基地内でホバリングしたヘリコプターが、団地周辺を時計の反対周りにぐるぐると飛んでいる。テレビの音が聞こえない。会話もできない」と市民が訴えました。

米軍のUHINヘリコプターが、静かな住宅地の中のアンテナしかない埼玉県所沢通信基地で離着陸訓練をしているのです。一昨年ごろから激しくなり、夜間にも飛行するようになりました。

市民多数の苦情を受けた所沢市の要請に対して、米軍は「緊急時に備えるための訓練として、なじみのない場所で離着陸の訓練を行うことがある」「関東平野地域の施設に飛行している」と回答。これでは被害は所沢だけにとどまりません。防衛省は米軍の訓練拡大を擁護するばかり。許せません。

この間、米軍横田基地のUHINヘリが戦場における捜索・救難能力の強化を図っており、CV22オスプレーの配備と連動する動きです。「基地は全面返還を」「首都圏を米軍の訓練場にするな」と、たたかいを広げたい。

(「しんぶん赤旗」12月3日付より)