航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市、入間市)などで行われている「在外邦人等保護措置訓練」に対し、入間基地に住む市民らが15日、抗議行動に取り組みました。
訓練は、海外在住の日本人の「保護」を口実に、自衛隊を海外に派兵し武器を使用することも可能にした戦争法に基づくもの。「保護」された在外邦人に見立てた隊員らは、陸上自衛隊相模原演習場(群馬県棒東村)から入間基地へ輸送されます。机上訓練は12日に実施され、実動訓練は14日から16日まで行われました。
防衛省は、参加部隊の詳細や訓練スケジュールの公表を拒んでいます。
抗議行動に参加した瀬谷文子さん(68)は「自衛隊が海外で武器を使うなんてあってはならない。安倍政権の暴走と戦争を食い止めるためにも、声をあげたい」と語りました。
(「しんぶん赤旗)12月17日付より)