さいたま市議会で15日、代表質問が行われ、日本共産党の鳥海敏行市議が大型開発への多額な税金投入をやめるよう求めました。
鳥海氏は、▽JR大宮駅東口周辺の再開発事業では、民間施工の事業にもかかわらず、総事業費の60%もの市税を投入すること▽市営桜木駐車場用地にホテルやコンベンション機能を有する多目的施設などを誘致する計画では、事業者の要望により際限なく事業費が膨らもうとしていること─を批判。施設の維持・管理や維持費用の見直しについてただすとともに、「桜木駐車場は駐車場として残してほしいとの市民の声も大きい。身障者用を増やし、料金を下げるなど、利用しやすい駐車場にすることこそ考えるべきだ」と迫りました。
答弁した日野徹副市長は「桜木駐車場は、これまで暫定的に市営駐車場として活用してきたが、都心部に残された貴重な大規模市有地であることから、東日本の中枢都市にふさわしい活用策を検討する必要がある」と述べました。
鳥海氏は、「強引に推進しても将来の維持・管理の見通しが立たない。ただちに計画をやめるべきだ」と求めました。
(「しんぶん赤旗」2月19日付より)