「安心・長生きのさいたま市」実現へ市の高齢者福祉・医療の課題を考えようとこのほど、「みんなのさいたま市をつくる会」(みんなの会)がシンポジソムを開催し220人が参加しました。
シンポジウムでは4人のパネサストが発言しまし。埼玉県社会保障推進協議会の川嶋芳男事務局長は国が社会保障の切り捨てを進めるなかで「市長、住民の命を守る立場に立てるかが重要だ」と強調。「認知症の人と家族の会」埼玉県支部の花俣ふみ代代表は介護の問題で、要支援サービスの一部保険外し・市町村事業化について「さいたま市が要支援者の受け皿としての対応ができているのかが見えてこない。市として高齢者施策にきちんと向き合ってほしい」と主張しました。
介護士の大塚武秀さんは「介護士は、さいたま市よりも東京都の方が、賃金が高いから」みんな東京で働く。うちの事業所も人を募集しても入ってこない」と介護現場での人手不足の実態を報告しました。
日本共産党の戸島義子さいたま市議は「清水勇人市長は敬老祝い金の半減など、総額18億円以上もの福祉予算を削ってきた。ビッグイべント、大型開発優先の税金の使い方を変えよう」と呼びかけました。
さいたま市長一選(5月7曰告示)に立候補す「みんなの会」の前島ひでお氏は「医療や福祉にお金を使わせるために、みなさんの先頭に立って頑張ります」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」3月2日付より)