“安倍政治 サヨナラ”の年に

共産党と後援会が総決起

埼玉で小池書記局長訴え

告示まで2カ月余りとなった統一地方選と7月の参院選での日本共産党の躍進にむけて、党埼玉県委員会・県後援会は12日、さいたま市の大宮ソニックシティで小池晃書記局長を迎えて新春決起集会を開きました。小池氏が、県議選・さいたま市議選をはじめ地方選予定候補者の全員勝利と、参院選の比例代表で梅村さえこ予定候補をはじめ7人全員の勝利、埼玉選挙区で伊藤岳予定候補の勝利で「“さよなら安倍政治”の年にしよう」と訴えると、3階席まで満席となった会場から大きな拍手が起きました。

統一地方選の予定候補者が紹介され、榎本なお蓮田市議予定候補、山本ゆう子さいたま市議予定候補、やぎした礼子県議団長があいさつ。やぎした団長は「平和・暮らしを守り、憲法が暮らしに生きる県政をつくろう」と訴えました。参院選の伊藤予定候補が「どこでも暮らしの悲鳴ばかり。だれもがまともに暮らせる社会へ、力を合わせよう」と訴えました。

大学生、聖学院大学の石川裕一郎教授があいさつし、石川氏が「野党は与党が過半数を割らせることを最大の目標にとりくんでほしい」とエールを送りました。大野辰男県委員長代理が行動提起しました。

小池氏は、毎月勤労統計調査の偽装問題にふれ、「今度は消えた“失業手当”だ」と指摘。組織的な隠ぺいの疑いとともに、偽装された賃金データをもとに、安倍首相が「史上最高の賃上げ」とうそぶいてきたと告発しました。

沖縄県名護市辺野古での土砂投入で、安倍首相の「あそこのサンゴは移している」との発言について、土砂投入区域ではないと指摘。「安倍政治は何から何までウソと隠ぺい。市民と野党の共闘の勝利で、ウソのない当たり前の政治をつくる年にしよう」と呼びかけました。

小池氏は、参院埼玉選挙区が改選数4に増加したことにふれ、「埼玉では定数が増えた過去3回の衆参の選挙で勝利してきた」と強調し、「今度も必ず勝利しよう」と訴えました。

県政について、大型開発優先、暮らし福祉切り捨てだと語るとともに、県議会では「憲法改正の早期実現」「原発再稼働」を求める意見書を採択したと告発。このもとで党県議団が、国保税引き上げを抑え、医学生への奨学金を実現させるなどの実績を紹介しました。さいたま市でも、大型開発優先で下水道料金や介護保険料の負担増が相次ぐもとで、党市議団は、中学校卒業までの医療費無料化、小中学校普通教室へのエアコン設置を実現させたと語りました。

小池氏は「住民不在の県政・市政を許さず、住民要求実現に全力をあげているのが共産党。地方・国政で、自公と正面から対決する共産党の躍進を」と力を込めました。