日本共産党の塩川鉄也衆院議員は7日、さいたま市のJR大宮駅東口で街頭演説し、世論の力で内閣不信任案を可決し野田政権に解散・総選挙を求めていこうと訴えました。
塩川氏は冒頭、7野党が内閣不信任決議案を提出したことを報告。今国会で消費税を上げるべきではないというのが国民多数の声だと指摘し「消費税増税法案を廃案に追い込むために全力をあげる」と述べました。
さらに、社会保障への国の責任を大きく後退させる「社会保障改革推進法」や、消費税増税分を大型公共事業に重点的に使うことを明記した民自公の3党合意を批判。二大政党制が破綻したいま、「財界中心・アメリカいいなりの政治のゆがみを正す日本共産党の前進で政治を大本から変えていこうと訴えました。
梅村早江子衆院比例候補、青柳伸二衆院埼玉1区候補、大石豊同5区候補も訴えました。
梅村・伊藤両候補訴え 「解散で信を問え」
日本共産党の梅村早江子衆院比例候補と伊藤岳参院埼玉選挙区候補は7日、さいたま市内の4駅前で内閣不信任案可決と消費税増税法案廃案をと訴えました。
梅村氏は、民自公の3党合意で消費税を大型公共事業に重点的に使うことや、社会保障の改悪を進めることが明記されたと指摘。「内閣不信任案の可決で消費税増税法案を何としても廃案に追い込もう」と呼びかけました。
共産党が主権在民・反戦平和を掲げ、国民の苦難軽減のために一貫してたたかってきた歴史に触れ「総選挙でみなさんの願いをぜひ託してほしい」と訴えました。
伊藤氏は、野田内閣の消費税増税、原発再稼働の強行を「国民を無視した暴走政治」と批判し、解散・総選挙で国民の信を問えと訴えました。
演説を聞いた浦和区の菊地紀世子さんは「消費税を増税しても社会保障が良くなるのか、政治への不信感がある。地域で地道にがんばる共産党に期待しています」と話しました。