第4期介護保険料 28市町で据え置き・引き下げ

65歳以上の第1号被保険者が支払う介護保険料の改定が行われましたが、埼玉県内では28市町が保険料を据え置くか引き下げることが県の調査で明らかになりました。
 
県内68保険者のうち、保険料の基準額を引き下げるのは、春日部市や上尾市、白岡町など15市町で、据え置きは草加市や朝霞市、ふじみ野市など13市町です。引き下げ率が最も高かったのは白岡町の17.25%。基準月額3,617円が2,993円に624円引き下げられます。保険料が最も高かったのは東秩父村の5,061円(4期平均)で、前期に比べ854円の引き上げです。一方、保険料が最も低かったのは志木市の2,842円(据え置き)となっています。
 
28の市町で介護保険料の据え置きか引き下げを実現したことは、社保協などを中心にした運動の成果ですが、同時に各自治体における介護保険事業が当初の計画どおりに進んでいるのかどうか、事業の実績についても十分検証する必要があるようです。