憲法暮らしに生かし 命が輝く社会実現へ
埼玉選挙区(定数3) 伊藤岳候補(53)新
─政治、社会の現状をどうみていますか。
自民党の暴走政治と対決して、県民の願いに応える抜本的な対案を示している日本共産党に熱い期待が寄せられています。
県内を東奔西走するなかで、「憲法を絶対に守ってください」「これ以上、暮らしを壊さないでください」という訴えとともに、3万円、5万円とカンパをしてくれる方が何人もいました。
ある工業団地の役員の方は、アベノミクスに対して「一部の輸出大企業のための政策ではないか」「中小企業は丸つぶれだ」と怒っていました。
ツイッターで知りあった仲間と県内20カ所で「原発さよならデモ」を行ってきました。今回、メンバーが私を応援しようと、宣伝カーに乗ってくれる約束をしたり私のツイートを広めてくれたりしています。
─参院選で何を訴えますか。
私の共産党員としての原点は「憲法を守り抜く」ことです。憲法を変えようとする動きがあり、「従軍慰安婦は必要だった」と、耳を疑う政治家の発言も出ています。戦後日本の政治の原点を改めて確認する必要があるのではないでしょうか。戦中、多くの特攻隊の若者を見送った祖母は、私に「戦争だけはだめだ」と重い言葉を残しました。憲法9条を守り抜いて戦争を絶対にしない国にするのか、それとも戦争する国にするのかの対決です。
「憲法を暮らしに生かし、命が輝く社会を実現する」ことを太い柱として訴えていきます。憲法9条を守り抜きます。福祉の乱暴な切り捨てをやめさせ、憲法を暮らしに生かします。年金のこれ以上のカットを許さず、最低保障年金制度をつくります。安定した雇用と賃上げで所得を増やし、景気回復に向かう経済改革を実現します。
埼玉県は、人口あたりの医師数が全国一少ない県です。この現状を打開して、埼玉の地域医療を守ることも訴えたい。県立大への医学部設置や医師負担の軽減、女性医師が生き生き働ける環境整備を実行します。
日本共産党は、戦前から命がけで反戦・平和を貫き、国民の命と暮らしを守るためにたたかってきた政党です。政治をゆがめる企業・団体献金、政党助成金をいっさい受け取っていません。日本共産党が伸びてこそ政治は大きく変わると訴えていきます。
─決意を聞かせてください。
自民・公明、民主、「第三極」の大連合が憲法を変え、暮らしを壊そうとしています。紙智子さんをはじめとした比例5氏の当選を必ず勝ち取るために全力で頑張ります。同時に、埼玉で12年ぶりに議席を奪還する決意です。(しんぶん赤旗首都圏版)